のぬふ

2018-03-05

[]欲望と幻想の市場

リバモアの本を読みました。ちょっとくらいは勉強になるかなと思ったけど、まあ参考にはなりませんでした。しかし読み物としては非常に面白いし、常人と違う感覚がねえと金持ちにはなれませんぜっていうことだけは解りました。とりあえず心構えみたいなのは学べるような気がしますけど、そういうのは本で読んで学ぶものではなく実戦で身につけていくもののような気もするし、生まれ持ったもののような気もする。しかしまあ面白いんですよね。自分だったらとかそういうの抜きにしたら素晴らしくおもしろいです。いつかもっと分かる日が来るんだろうか。何回か破産しないと理解出来ないような気もする。

2011-02-09

[]血涙の話

楊家将の続き。楊業は死に楊家軍は壊滅状態に陥ったが、生き残った六郎と七郎は宋に反感を抱きつつも楊家軍を再興するために働き続ける。楊業を倒した耶律休哥は石幻果なる武将を拾い手元で育てるのだがその石幻果は…という感じで話は進んでいくのだけど、まあ正直六郎も七郎もすごいんだけど楊業に比べると格が下がるというか、とにかく耶律休哥に翻弄されまくるわけですけども、その耶律休哥ですらかなわなかった楊業という存在が大きすぎてやはり残されたものという認識が強くてどうもなあ。

とりあえず北方補正がかかって楊家軍はどんどん強くなっていくんだけど、北方謙三は耶律休哥のことが好きになりすぎたので、耶律休哥がどんどんどんどん強くなってしまうので、楊家軍が追いつけないのよな。石幻果も相当強くなるし。そしてだんだんその二つの軍だけが突出していってしまって、特殊な軍になってしまうという。ああそうか。読み終わった直後は最終決戦はちと強引すぎやしないかと思ってたんだが、行き過ぎた力を持て余してしまう両軍という話なのか。まああそこで耶律休哥軍はまだしも楊家軍がそのまま維持できてしまうと、余計につらい思いをしてしまうような気もする。

というか、全体通して楊業が無敵状態の時と耶律休哥がその域に達したときというのが読んでいてかなり爽快だったので、負けない北方小説を読みたい欲が出てきてしまったのでなんでそんなこと思うのか考えてみたら、大体北方小説って最後負ける。中二みたいな言い回しになるけどこう、滅びの美学みたいなのがあるんだな。これだけすごくてかっこいい男の中の男も死ぬるっつうか、男の中の男だからこそ死にゆくといいますか。

しかし遼に楊業が入ったらというのは前回思ったけど、宋の総指揮を楊業が取っていたらどうなっていたのだろうとか、とにかく楊業ってすげえとしか思っていないので、やはりこの話の主役は楊業になっている俺の中で。その次にくるのが耶律休哥であり、あとは石幻果とか六郎とかがいるっつう感じで。血涙だって十分面白いけど、楊業が出ないから残念です。いやどんな感想だ。しかしこの終わり方はすごくよかった。これ以上はない。これで心置きなく水滸伝読める。

血涙(上) 新楊家将(ようかしょう) (PHP文庫)

血涙(上) 新楊家将(ようかしょう) (PHP文庫)

血涙(下) 新楊家将(ようかしょう) (PHP文庫)

血涙(下) 新楊家将(ようかしょう) (PHP文庫)

2011-02-08

[]楊家将と血涙を読んだ

久々に読書などというカテゴリを書いておりますが、最近本読んでも感想書くほどでもねえなっつうか、感想を特に抱かないというか、実際あんまり本読んでないというか、基本的に北方三国志と北方水滸伝ばかり読んでいる感じなので、特段書くべき事も見当たらなかったのだけど、その流れならば楊家将は読まないと駄目って感じだったので読んでみたらすごくはまっていろんな感想も出てきたのだけど、こう、言葉にするとうまくないというかあんまりぴしっと来る言葉がないんだけどまあなんかいろいろ思ったのでとりとめもなく書く。

お話としては北漢に楊業という人がおりまして、武力統率100くらいのものすごい武将なんですけども、その、上司に恵まれなかったというか、ベンチが阿保やから野球がでけへんという話で北漢があまりにあまりだったので、宋という国に下ったらまあ重宝はされるんだけど、どっかしら戦馬鹿だと思われている節があるというか、軍閥としてある程度独立した存在になっており、外様は外様っつう扱いをされておりつつも、遼という軍事国家相手にするからには楊家超重要であり、なにやら複雑な存在であった楊業という感じです。あらすじ書くの昔よりへたくそになったな。まあいいや。

とにかくその楊業がすごいんですよ。実際のとんでもなさっつうのはそんなにくどくど描かれてないような気がするのだけど、もうなんか楊業すごいっつうオーラというか、失敗しないのなこの人。完全無欠というか隙がない。なんなら家族ひっくるめて楊家無双という感じである。どうやったらこの人たち負けるんですかというか、楊業はなにをどうしたらやっつけることが出来るんだろうという感じであった。まあネタバレしてしまうとあれですけど、ああいう展開で終わらせるしかやりようがなかったんだろうな。とにかく楊家将は結構つらい終わり方するんですよ。あーなんか濁して書くのめんどくさい。楊業は死にます。敵と味方全部に殺されるという。もうここまでずっと楊業がとんでもないハイパー武将になっていたので、そりゃねえよというかそこまでしないと駄目ですか…って思ってしまうのよな。北方小説は人がよく死にますけど、こんなにつらいのはなかった。つらすぎて嫌な気分になった。

でまあ、楊業が本当にとんでもない人であるのは間違いないのだけど、子供に対する部分は完璧ではない感じでして、普通の人間じゃないから普通の父親であっていいはずはないのだけど、そこまで気を配ってられない部分もあるのかなと思いきや、結構しっかり見てるというかちゃんと教育は行き届いており、やっぱ隙はないのよな。だから楊家軍が強すぎた。子供たちすべてが一軍の将たり得る存在であるから強いに決まっている。

多分その強さが欠点になったとしか思えないのだよな。強いからこそ恐れられるし、一番激しい場所で戦わなければいけないし、軍事力だけが突出しているから、独立することも考えることすらしない。政治的にうまく立ち回ることも出来ないという。王貴というのもいたけれど、後半は対宋に忙殺されているし。王貴みたいなのが何人かいれば全然違う話になったんだろうなとは思った。四郎がもっと頭角を現したりしても違ったんだろう。というか遼に行ってたらどんなことになっていたか。しかしまあすべて読み終わってから原典に触れたけど相変わらず展開無茶苦茶ですね北方先生。だがそれがいい。つうか長くなったので血涙の話はまた。

楊家将〈上〉 (PHP文庫)

楊家将〈上〉 (PHP文庫)

楊家将〈下〉 (PHP文庫)

楊家将〈下〉 (PHP文庫)

2010-11-05

[]北方謙三がきた

二年くらい前から読んでる本が北方三国志と北方水滸伝だけという感じになっているので、たまにはなんか違う本読みたいなつって手に取る本が山田風太郎とか荒山徹とかなので、時代小説くらいしか読む気がしないっつうか、どうしてもそっち方面に手が伸びてしまうわけでありますが、なんかどうしても北方謙三読んでると落ち着くので、三国志読んで水滸伝読んで三国志読んで水滸伝読んでっつうのを繰り返しているわけでありましてですな、そのループの中に楊令伝入れたいと思っているのだけど、まだ文庫出てないので楊家将と血涙読もうと少し前にネットで注文したらちょっと忘れた頃の今日に届いたので日記なんて書いてる場合じゃねえ。というかあれですな、そろそろ本格的に電子書籍の時代が来ないものか。いや俺が知らないだけでもう来てるのかもしれないけど。電子になったらもっと活字やら漫画に金を落とす自信あります。ばんばん落とすよ。

2010-07-09

[]睡眠導入本

最近というか、かなり前から北方三国志を寝る前にちびちび読んでは気絶するように寝るというようなことを繰り返しているのですが、なんだかもう普通に三国志読んでると自分の中のスイッチが入ってしまうのか、どんなに覚醒状態にあっても眠くなってきてしまうので習慣っつうのは恐ろしいものよなあと思う。もうそのうちあれですよ、三国志っていう文字見ただけで眠くなってくるかもしれぬ。それは困る。困ったものだ。

2010-02-04

[]「吉田観覧車吉田戦車

吉田○○車シリーズ第三弾。これで完結なのかよく解りませんけれども、なんかもうどんどん文章がこなれているなあという印象。読みやすいのは相変わらずだけども、情景描写とかがものすごい勢いで進化しているような気がする。いや生意気言ってすいません。しかしなあ面白いなあやはり。吉田戦車は俺に積極的に漫画を読ませるようにしてくれた漫画家であり、特別な思いがあるというのは前にも書いたかもしれませんけどやっぱこう、この人は文章書いても特別である。

この本は表題通りに吉田戦車が様々な観覧車に乗っていき、それに付随するお話が続いていくという話であり、観覧車に乗るという行為そのものはまあいってしまえばどうでもいい感じで、乗るまでの過程が普通に面白い。というかこの本の中に普通に怖いというフレーズがたくさん出てくるのだけど、高所恐怖症気味の人がわざわざ観覧車に乗ったり乗らなかったりするというのがなんかすごい。そう、乗らなかったりするのだ。吉田観覧車なのに。

というか、吉田自転車の時には自転車に乗っている間に色々あって、吉田電車の時は電車に乗ってどこかに行って、吉田観覧車に至っては観覧車に乗るためにどこかに行くという、完全に「車」の部分が目的になっているのにも関わらず乗らないときもあるという。斬新すぎる。そういうのも悪くないと思います。

というか今回はイラストが妙に気合入っていてそっち方面でも楽しめた。ツトムくん出てくるし。俺はぷりぷり県をわりと愛しています。イサム本部長とかすごく好き。いやいまイサム本部長のことしか思い出せてないけど。いやでも本当に味わい深い文章を書く人であるよなあとしみじみ思った。延々読んでいたくなる文章。最後一人で観覧車と向き合うあとがきなんかすごく寂しかった。終わってほしくなかった。

最終的に乗り物シリーズは吉田戦車に至るまで続けていただきたいです。

吉田観覧車 (講談社文庫)

吉田観覧車 (講談社文庫)

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