のぬふ

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2005-08-31

[]「おめでとう」 川上弘美

わりとストレートな恋愛短編小説です。ものすごく短い話が12編。で、相変わらずちょっと年いった人達の恋愛話というか、平均したら40才くらいの人の話ばっかりで、年齢にとらわれて読んでると、うーん…という感じなんすけど、川上広美さんの文体というか全体的にふわふわしてる感じで読んでるとさほど気にならない。

色々経験して解った上での色恋って事で、静かといえば静かなんですけどもそんなに老獪って感じもなく、ああ、こういうときにこういう風に考えるようになるんかなぁとぼんやり考えながらあっという間に読み終わった。短編ということで本当に一部分だけ切り取ったような話が多かったんですけども、なんとなく自分が考えるような普通の幸せというものからはちょっとずれてるけれどもこういうのもありなのかなというか、印象ばっかり書いててさっぱりわけが解りませんけど、なんとなくつかみ所のない小説でした。

おめでとう (新潮文庫)

おめでとう (新潮文庫)

[]高田統括本部長

全体的に高田さんの解説というのはあれですが、昨日のPRIDEにおけるメインイベントのショーグンvsアローナ戦が特にあんた何ゆってんの…?感が強かったので、ちょこっと文字起こししてみます。

試合中の本部長の発言

  • オモプラッタ
  • ショーグンはアドリブなファイターですよ
  • おうっ!
  • おうおうおうおう…
  • 立ちますよ
  • 踏みつけますか?
  • おーう
  • おう来ますよ
  • つよい!
  • つーよい!
  • すーごい強い!
  • 鳥肌立った!
  • 強すぎる
  • 完勝です

試合終了後

カメラに何ごとかまくし立てるショーグンを見て

  • ちょっと、興奮してんですよ、興奮してんの(そうですねぇ)うん

フィニッシュシーンのリプレイを見て

  • ああ、もうここで決まってますから、はい
  • ショーグンの勝ち方ですね
  • (これでもう意識が)いってますいってますいってます
  • 覚えてないんじゃないですか、アローナ
  • ああ、もうこのパンチが効いてますね、効いてますね、ノーガードです
  • 覚えてないですね

(括弧内はアナウンサー)

見たまんまばっかりですね。というか解説する気ないよなぁこの人。おうおう言ってんのもおかしかったけど、オモプラッタとノーガードは言いたかっただけなんだろうなぁと思いました。まともに技術論とかを喋る解説者っていないんですかね。谷川も船木も酷すぎるもんなぁ。

[]ブッチャーのテーマソング風にことわざを言ってみる

「吹けよ風 儲かれ桶屋」

2005-08-30

[]PRIDEミドル級GP

結果を知らずに過ごしたいと思いつつなんだかんだで結果を全て知ってしまいました。というか積極的に結果を知りにいってしまったので全面的に自分が悪い。あとインターネットが悪い。

とりあえず“うっかり柔くん”とかいわれてる奴にボブチャンチンが負けたことが受け入れられない…。つーかあのイエローカードはなんなのさ。1Rが結構カットされてたんであれですけど、3-0で中村なのか。ということはですよ。中村>ボブ>近藤ってことですか!ですか!じゃないですけど。とりあえずあの勝っても負けても謙虚で聖人君子みたいなボブチャンチンが珍しくちょっと憤っていたらしいので再起に期待したいです。お願いします。

ショーグンとオーフレイムはオーフレイムのタイツがヒラヒラしててパンチラみたいであれだなぁと思いました。つーかショーグン強い。鳥肌立ったね(高田)。シウバはなぁ…キャラに合わないことするから負けちゃうんすよ。桜庭の仇討ちとかそういうんじゃねーでしょう。なんかもう目が優しいもんな。つーかシウバとアローナが並ぶと一階級くらい違うような気がするんですけど…完全に力負けしてたし。凶悪面でも負けてたし。

吉田はマイクがむかつく。あとアボット久々に見たけど老けてましたねぇ…。40か。アナウンサーがぞうきん掛けって言ってたのが面白かったです。

つーかミドル級の決勝なんだから入場シーンから流してくれればいいのに…。ショーグンが圧倒的に強かった。というかアローナ子供扱いっすね。強いとは思ってたけどここまでとは。唯一の苦戦ってホジェリオ戦くらいか。お母さんに電話したかなぁ。ニンジャが。

でやっぱりテレビメインはヒョードルvsミルコか。結果知ってるのに煽りVから鳥肌立ちっぱなしでした。長い長い物語ですもんねぇこれ。大晦日のノゲイラvsヒョードルの時も思いましたけど、人間てこんな早く動けるもんなんですね…。とりあえず打撃戦の段階でミルコがヒョードルの周りを回り始めたときにああ…と思ったんすけど、グラウンドもレベルが高かった。つーかヒョードルは攻撃もらってもほとんどたじろがないというか、効いてない風に見えるのが怖すぎる。あんな鼻血出るようなパンチもらったら普通泣くぞ。ハイキックもミドルキックも完全にガードされて上になられて…見てるだけでヒョードルにこんだけ言い知れない恐ろしさみたいなのを感じさせられてるんすけど、戦ってるミルコはどんな気分だったんだろうか…。化け物ですよあの人。オッサンみたいな体して。ミルコはリング降りたとき3歳くらい老けてましたね…。どうすんだろうミルコは。つーかヒョードルの次の相手は。

つーかもうなんか抜け殻です。緊張しすぎて疲れた。結果知らずに見てたらシウバとアローナとかヒョードルとミルコ辺りで何らかの病気になって死んでたかもしれないんで、結果知ってて良かったなぁ…と思いました。超ポジティブ。というかすごすぎてなんか具合悪くなりましたよ…。

[]「七夕の国 上下」 岩明均

ケント紙に穴を開けるくらいがせいぜいといった超能力を持った大学生とその能力に関わる村の話。話としてはものすごくよく出来てるなあと思うんですが、なんとなく主人公君が呑気すぎるというか、それは別に全然いいんですけど、そのせいで話自体がゆったりもったりした感じになってしまってるというか。

序盤にきっちり伏線が張ってあって、順調に全部回収してるんでああなるほど…という面白さはあるんですけど、そのわりにストーリーにいくらか唐突な部分があったかなと思った。結局派手な戦闘を描くという作品ではないし、根本的に間違ってる人はいるけど強く印象に残る悪い人というのもいないのでなんとなくのっぺりした印象が残るのかな。

あと淡々と人を殺す人というのがいるにはいるんだけど、人間らしい表情はしてないんでちょっと寂しかった。あとなんか絵柄がかなり寄生獣っぽいので人が興奮したりすると次のコマでバッサリ人が死んでて、顔がグニャグニャになってたりするんじゃないのかしら…とビクビクしながら読んでました。江見先生とか赤ん坊に「だまれ」とかいいそうな風貌してるし。

あと主人公がゆるい感じなのはいつも通りなんですが、これの主人公は突然ちょっとだけ熱い男になって演説かますのがなんかなぁと思ったけど、能力を使って主人公っぽい事するわけにもいかないのでやっぱりそこは言葉に頼るしかないんだろうなと思った。

面白いんだけどなんかどっかに違和感が残るんだよなぁ。なんでだろ。オチかな。どうしてもどっかで寄生獣と比べてしまってる部分があるんだろうか。似て非なるものだとは解ってるんですけども。あとこれの完全版は明らかに上巻と下巻の表紙の順番が違うんじゃないかと思う。

七夕の国 (1) (ビッグコミックス)

七夕の国 (1) (ビッグコミックス)

[]内村プロデュース

デスアクトってあんまおもんないよねー!いらないよねー!ふかわウザイよねー!ねー!などということをぼんやり考えていたんですけど、デスアクトどころか内Pそのものが終わってしまうとは思ってなかった。

というか、自分が内Pの事がこんなに好きだったとは思ってた。今思ってなかったって書こうと思ったけどやっぱ好きだった。リングの魂の後番組で土曜深夜に始まった頃から殆どの回を見ているはずなのでこれが好きじゃないんだったら何が好きなんだという。大体今のテレビ朝日の深夜バラエティ枠の隆盛があるのは内Pのおかげではないのか。言い過ぎか。言い過ぎだろうね。そうですよね。でも終わってしまうんですね。

もうむかつくふかわも、はしゃぎすぎて大怪我しそうな三村さんも、大竹さんのセクハラも、ゴルゴさんのおじさんベタギャグも、レッドさんの五文字も、やっぱりむかつくふかわも、内村さんの自由すぎる司会というかボスっぷりも、なんか妙に扱いのいい出川さんも、なんか全然空気に馴染んでないのに何回もでていたおぎやはぎも、消極的な土田さんも、ひっくり返って性器を露出する濱口さんも、なんかもうやっぱ腹立つふかわりょうも見ることが出来ないんすね…。

俺はこのはしゃいでるおっさん達を見るのが好きすぎました。面白ければ何やってもいい的なそれを見るのが好きすぎた。ショック過ぎるので大げさなことを書いて締めさせてもらいますと、内村プロデュース終了によりお笑いブームは完全に終焉します!間違いないです!終わっちまえ!ばか!お前らダメだ!つーかもうどっかのテレビ局で買い取ればいいのになぁ。番組丸ごと。

2005-08-29

[]ブシドーブレードと俺とハンザキ

何年かに一度結構前にプレイステーションで発売されていたブシドーブレードが無性にやりたくなって困ることがあります。だからどうしたんだという話ですけども。正直言って酷いゲームだったという記憶しかない。一撃の美学みたいなのが謳われていて、当たり所が悪ければ一撃死も免れないようなゲーム。ブシドーと言いながら武士が一人も出てこない不思議。ブシドーと言いながら武器に騎士道ソードやらセイヨーブレードやハンマーが用意されており、挙げ句の果てには拳銃を使う男がいる不思議。

開始前に挨拶というか口上を述べるのだけど、その際に攻撃することも可能だったりする。しかし攻撃してしまうと「卑怯者 この先行かせず 鳴鏡」なるわけの解らない俳句と共にゲームオーバーに。でも砂かけて目潰ししたりするのはありだった。倒したあとに何やら台詞があるんですけど、その時に倒した相手に刀が触れていると噴水のように血が噴き出していたのも覚えている。

あと腕や足を切られるとその箇所が使用不可になり、両の足を切られてしまうとごろんごろん転がりながら戦わなければいけない。あ、でも正座して介錯待ちというのもあったような気がする。あと意外と手負いになってからも戦えるというか、動きが制限されて無駄が減って強くなったりすることもあるので、今風に表現するとかなりシグルっていると言わざるを得ない。竹ばっかり切ったりひたすら逃げ回ったりしたのもいい思い出です。あと真のラスボス出す条件がノーダメージクリアで、その直前のボスにちょこっと切りつけられたりしてコントローラぶん投げた回数も数知れず。

あと2も出ていて、俺はわざわざコンビニで予約して定価で購入した覚えがあるんですけど、なんでそこまでしたのか全く覚えていない。2では対戦で二人とも拳銃使って対戦してたような記憶がある。もはやブシドーというかチャンバラの概念すら超越している。

んで、このゲームは多分人生で一番プレイ時間の長いゲームで、その原因に100人斬りモードというのがあって、延々忍者を廊下状の面で倒し続けるという内容だったんすけど、隠しキャラを出すためにはノーダメージでクリアせねばならず、なおかつ最後の隠しキャラを出す条件に時間制限があって、時間を気にしつつ斬られずに延々倒し続けるという精神に来る条件でありまして、ここで何度コントローラをぶん投げたか覚えていない。というかこのゲームのためにわざわざアナログスティック付きのコントローラ買いました。そしてぶん投げまくった。で、半ば無意識の内に80人くらいまでは倒せるくらいまでやり込んで出てきたキャラのバカ殿を見たときの脱力感ときたら相当のものだったですよ。

で、なんでこのゲームをちょくちょくやりたくなるのかというのはさっぱり解らないのですが、やりたい…!と思うときには大抵手元にないので、わざわざ買い直して遊ぶんですけど、遊んでる内にえーと…なんで俺こんなゲームあんなにやりたくなったんだろう…と毎回必ず思ってしまうので、ここ何年かは我慢し続けているんですが、今回はわざと右足を負傷して下段構えから斬り上げる事によって無明逆流れを再現できるのではないか…伊良子清玄プレイが可能なのではないか…という考えに取り憑かれている俺がいるので、もしかしたら購入してしまうのではないかという恐怖に取り憑かれているのです。そしてやり始めて30分以内に飽きることも容易に想像が出来る。

あと、タイトルのハンザキというのはカッツェという拳銃使いのキャラが死ぬときに「ハンザキ…」しか言わないのでしばらく面白がって、何を言われても「ハンザキ…」としか答えなくなるというのが仲間内で流行ったという俺の思い出です。ハンザキ…。

[]口癖みたいなもの

「疲れた」とか「しんどい」みたいなのを口癖にするのはよろしくないと思うんですが、さっき徒歩十五分かかるコンビニ行って立ち読みして帰ってきて部屋に入った瞬間に「疲れたー」と口にしてしまったので久々に本気で自分を自分で殴りたいと思った。

[]回転地獄五輪さん

NOAH鑑賞。屋外特設リングで6人タッグ戦。小橋と天龍の逆水平チョップ合戦見てて、ドーム以降小橋さんといえば逆水平って感じになってますけど何回も見るもんじゃないなぁと思った。あと屋外で試合してるのみてるとなんか知らんけど馳とタイガー・ジェット・シンの巌流島決戦思い出すのでなんだかなぁと思います。猪木とマサ斉藤じゃないところがまたよく解らん。試合は本田多聞さんがフォールを取られていたので悲しかったです。あのノッタリしたジャーマンはなんなんだろうか。超低速ジャーマンというか。

あとムシキングの二人は上半身ストッキングみたいなの着てるので伝線とかしたら大変だろうなぁと思いました。実際ちょっと伝線してた。

2005-08-28

[]「ヘウレーカ」 岩明均

ローマとシラクサの戦いを描いた漫画。つっても自分自身この時代のことは殆ど知らないので、とにかくローマ帝国とかその辺の話です。アルキメデスくらいしか知ってる人がいなかった。

戦争の話って事でこの人独特の乾いた感じの残酷さというか、無表情で人殺すような描写が続くので結構きつい人にはきつい漫画なんじゃなかろうかと思いました。でもまぁ不思議とグロくはないんすよね。

で、主人公は顔はいいけど変な名前のダミッポス。戦時下で戦争に関する才能がありながら一人の女性のために生きている男です。優男で軽いんだけどその気になったら結構やるよっていう感じなんで、なんかよくいるタイプの主人公って感じもしますが、結構熱いので驚く。なんかもう描き方がものすごく淡々としていて、スーと読んでしまう感じなので、お前そんな熱い奴だったんか…!って驚くというか。まぁそれなりの事があってそうなるんで説得力はあるんすけど。

とりあえず「一人殺せば殺人犯。世界中の半分を殺せば英雄。世界中の人間全て殺せば神だ」という言葉が酷く印象に残りました。恐ろしい思考だけど完全に間違ってるとは言えないのがまた怖い。ということはアルキメデスの発明した兵器は神の領域なのか。少なくとも英雄とは呼ばれる描写ですよね。しかしボケている。

あと全然関係ないですけど、この人は女の子の描き方が魅力的ですね。顔がどうのとかじゃなくて立ち居振る舞いが非常によろしい。

最終的な終わり方がちと寂しい感じだったんであれですけど、その後は読んだ人なりに解釈してくださいって事なんでしょうか。続きが読みたくてうずうずする。残念ながらないんですけども。今連載中のヒストリエがかなり面白いらしいんで読んでみるべきなのかなぁ。

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

[]「雪の峠・剣の舞」 岩明均

結構マイナーな人を主人公に取り上げたかなり地味な時代漫画。地味だけどそこはやはり岩明さんなのでじわじわと面白いです。雪の峠は関ヶ原の合戦が終わったあとの佐竹家を主軸に据えた漫画。政治というか軍略というか、戦国時代の漫画にして一度たりとも戦がないという変わり種で、後半まで刃物一つ出てきません。しかしやりとりそのものは家中の勢力争いというか世代交代のせめぎ合いみたいなのにかなり緊迫感があるのでよかった。しかし、主人公が飄々としてるのでなんか抜けてるんですよね。こういう主人公描くの好きなのでしょうね。全体が飄々としている分緊迫感のあるシーンがより効果的になってるというか。

もう一つの剣の舞は戦国時代真っ只中の上泉伊勢守の弟子である疋田文五郎と更にその弟子になる女の話です。これものらくらしてるけど腕は立つといったタイプの主人公で、実際にそういう人なのか知りませんが作者が好きそうなタイプであるなぁ…と思った。あとここまで強くなさそうな上泉伊勢守は初めて見た。実際はこの漫画の中でも強いんですけど。いくさ働きする上泉伊勢守なんて初めて見ました。

あと寄生獣の時もそうでしたけど、この人は人が刃物的なものでさっくり切れるのを描くのが好きで好きでたまらんのだろうなと思った。なんか淡々と残酷。全体を通して話自体もいい話だったんですけど、最後の柳生石舟斎との立ち会いが印象的でありました。ここに関しては史実にこのようなことがあったということが記されているので伊勢守と石舟斎云々がつなぎをつける部分はこの漫画において補完された。時代物は相互補完されるので非常に楽しいですね。あとちょっとこの人の描く駿河城御前試合が読んでみたいなぁと思った。

雪の峠・剣の舞 (講談社漫画文庫)

雪の峠・剣の舞 (講談社漫画文庫)

[]川田さんと藤田さん

ワールドプロレスリング鑑賞。G1予選の藤田の試合を何試合かと川田vs藤波を放送。こういう順番で見ればやっぱり藤田のプロレスおもんねーでも川田は本当にプロレス巧いなあ…という感想になるわけでありまして、藤田さんは膝蹴りフィニッシュをなんとかして欲しいところでありますねと思いました。あと川田と藤波は初めての顔合わせでしたがやたら安心して見られたなぁ。面白かった。来週はカシンのG1です。というかそんなことより今日のPRIDEをなんとかBSアンテナで受信する方法を考えたいのでこの辺で失礼したいと思います。

[]茹でた脳

どうも一部の人に俺は大人のくせに日がな一日キン肉マンのことばかり考えて暮らしているお気楽極楽な頭蓋にゆでたまごが詰まったような人間だと思われているふしがありますが、それは概ね正解でございまして今日もバッファローマンの額に文字があったらきっと牛なんだろうなぁ…それは嫌だな…つうか悪魔将軍の額に字があったら悪だろうか。じゃあじゃあブロッケンマンの額は独じゃろか。いや、やっぱ毒じゃねーのか。独じゃなくて毒!巧いこと言った!などということを考えていたら日が暮れました…。生きててごめんなさい。

2005-08-27

[]「公権力横領捜査官・中坊林太郎 1~2」 原哲夫

まだ原哲夫ブームは俺の中じゃ終わっていない!ということで、ちょこちょこ読んでたんですけどなんかなぁ…と思ってまともに読んでなかった中坊林太郎を読んでみました。

んで、久しぶりに読み返してみたらこれがえらく面白かった。北斗の拳を読み返したりして、今の俺は原哲夫さんに対して非常に甘いというのを差し引いても面白いですよ。テーマは金と権力と暴力と葉巻。非常に解りやすい。というか、蒼天の拳における霞拳志郎の元キャラって中坊林太郎だったんすね。これを読んで日本の仕組みや金の動かし方というものを知ろう!というのは間違っていますけれども、結構きちんとした人が監修に付いているようで、リアリティが皆無などと言うこともなくすんなり読めました。

といっても、結局行き詰まったら暴力で一点突破してしまうので、ナニワ金融道みたいな読んで賢くなったような気分になる漫画とは違います。相変わらず主人公無敵すぎるし。北斗神拳つかってんじゃねえのかというくらい強い。基本的に原哲夫漫画において主人公がピンチになったりしてる暇なんか多分無いんだと思います。特にこの漫画は描いてる雑誌が廃刊になったりとかしてるので、後半結構急ピッチで話が進んでいくんで主人公には敗北はおろか苦戦すら許されない。というか、アテルイもそうだったけど明らかに実在の人物そっくりな人描いて無茶苦茶やって怒られたりしないんすかねこの人は。原哲夫ならばよし!という感じなんだろうか。

とりあえず思いっきり悪人顔の人が悪人顔のまま仲間になってるというところが一番驚きました。もう少し話が続いてたら絶対あいつ裏切ってたんだろうになぁ。あと決め台詞の「親は関係ねぇだろ親は、お~?」っていうのは後半だんだん無理が生じてきてたような気が。あんまり敵も親持ち出さないすよね普通。多分壮大な構想を練っていたんではないかなぁと思いますので、いつか続きを描いてもらいたいもんです。

公権力横領捜査官中坊林太郎 1 (プレイボーイコミックス)

公権力横領捜査官中坊林太郎 1 (プレイボーイコミックス)

[]泣き虫先生

「俺は今からお前達をDISる!」

[]タモリ倶楽部

男ならめしにぶっかけろ!ということで、ぶっかけめしの回。ぶっかけめしと共に歴史も振り返っていこうという大げさな企画ですが、あの、一番最初に出てきたねこまんまの解釈は、やはりめしの上にかつお節をぱらぱらやってお醤油を回しかけるのがねこまんまですよねえ。俺はそこにだし汁をかけます。伊集院さんが味噌汁かけたのをねこまんまと言ってましたが、それはいわゆるひとつの汁かけご飯だと思うのですがどうでしょうか。なんなんでしょうか。別に何でもいいです。

そのうちコンニャクめしは試してみたいと思いました。

2005-08-26

[]「天 1~18」 福本伸行

ちょろちょろとは読んでいて、なんか東と西に分かれて面妖なルールで麻雀する漫画くらいのイメージしかなかったんで全巻読んでみた。とりあえず序盤のギャグマンガ路線でびっくりして違う漫画読んでんのかと思った。主人公の天の必殺技が停電を利用したツバメ返しの天和九蓮宝燈っすからね。いくらなんでもこれは…酷すぎる…などと思いながら読んでいると、だんだんとシリアスになっていって、アカギこと赤木しげるが出てくる頃には今の福本麻雀漫画になっていました。というか、これがこの人の漫画の原点なんだろうけども。そうじゃなかったらこんな続かないよなぁ。

で、話が進んでいくうちにこの漫画のメインである東側と西側の利権を賭けた麻雀対決になるわけですけども、ここら辺からしばらく主人公が天じゃなくてアカギになってしまう。あとで書くけども、最終的にこの漫画はアカギを中心に描かれるというか、キン肉マンでいうと最終的にラーメンマンが主役になってしまうような描かれ方をしているので、天やらひろゆきといった本来主人公であるべきキャラの影がものすごく薄くなったりするのです。

で、またこの麻雀が普通ではなく、色々なルールを付け足したりしているので、ただの麻雀漫画だと思って読んでるとわけが解らなくなる。ちょっとルールに手を加えただけで通常生まれないはずの緊張感というか、心理面での駆け引き、精神的な揺らぎなどが異様なまでに解りやすくこちらに伝わってくるので、変則ルール麻雀こそ福本漫画の真骨頂であると改めて感じた。一つ一つの打牌にしつこいくらいに意味がある。特に二人麻雀の時の読み合いなんて読んでる方が吐きそうになるくらいクドかった。でもそれが面白い。

あと精神的な読み合いというか濃すぎるくらいの駆け引き合戦が何かに似てるなぁ…と思って考えてみたらばデスノートが思い浮かんだ。この場合デスノートが福本漫画っぽいという方が正しいんだろうけど。まぁこっちはある程度運とか気持ちの強さとかそういう目に見えないところを描いているので違うと言えば全然違うのかもしれない。

で、最後がまた圧巻で、アルツハイマーに冒された赤木しげるが自ら命を絶つのを止めようと説得する東西麻雀の面子達という話で、それを延々三巻にわたって続けている。ここに至っては麻雀殆ど出てこない。近代麻雀GOLDに連載されてたのに麻雀しない。でも麻雀無しで三巻もの間引っ張るだけの価値はあるというか、ここだけでも読むだけの価値がある漫画になってしまってるというか、とにかくそれほどにここで語られるアカギの言葉は重くて深い。自分自身が保てなくなるならば死を選ぶアカギと、どんな姿になっても生き延びるべきだと説得する麻雀仲間。最後の言葉は格好良すぎて全文引用したくなるけど安っぽくなるのでやめた。こういう事描く人が黒沢みたいなの描くんだもんなぁ。

とにかく、こんなふざけたギャグマンガのノリで始まった漫画がこんな所に着地するなんて作者自身も絶対思ってなかったろうなぁ…という感想でした。最強伝説黒沢も最後は予想もしなかった所に着地してくれるといいなと願って止みません。

天―天和通りの快男児 (18) (近代麻雀コミックス)

天―天和通りの快男児 (18) (近代麻雀コミックス)

[]「無敵鉄姫スピンちゃん」 大亜門

なんかこの作者はすごいことになってるという噂だけは聞いていたので、とりあえず読んでみるしかねぇと思って遅ればせながら読んでみたんですけど、かなり面白かったす。というか全編パロディというかパクリというか元ネタありきというか、全体的にジョジョを知らずに読んだらあんまり面白くないのかもしれん…という誰もが思うような感想でした。

つーか作者コメントの「テーマはダメ人間賛歌です」て書いてる時点でこの人完全にジョジョ脳なんだ…と理解した。とりあえずジャンプネタ以外の所のギャグというかボケはわりとベタというか、ジャンプネタに引っ張られた面白さなんでこりゃやっぱ元ネタ知らないと面白くないんだろうなぁ…と思った。知らない場合にその人達にこの漫画がどう映るのかというのが全く想像できないんですけど。とにかくジャンプ好きなんだろうなぁというのは解ります。ジャンプでしか成立しない漫画なのにジャンプの読者層には人気出ないという矛盾。

とりあえず大体のパロディには気がついたんすけど、スピンちゃんが唐突に変な言葉を喋りはじめたときにナメック語かよ!と一目見た瞬間に思ったので自分で自分のことが気持ち悪いと思いました。あと表紙がこの漫画のネタが解るような人間に対してはキツイ感じだと思うんですけど、それはわざとでしょうね、多分。

無敵鉄姫スピンちゃん (ジャンプコミックス)

無敵鉄姫スピンちゃん (ジャンプコミックス)

[]夢日記

部屋でインターネットをしていると、顔も見たことがないんだけど明らかに自分のおじいさんだと俺が認識してる人がノックもせずに入ってきて「ちょっと…」と振り返ったらそこにはリック・フレアーみたいなガウンを着たおじいさんがニヤニヤして立っていた。

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俺はあまりに驚いて言葉も出なかったんですけど、おじいさんは「フゥーーーーー!!」って大声でリック・フレアーのモノマネをするんで「き、近所迷惑だよ!」と俺がいうとおじいさんはしょんぼりうなだれてしまったので「結構似合ってるね…それ」と俺がフォローのつもりで言うと、おじいさんはデストロイヤーのマスクを俺に投げつけてきて「ヨンノージガターメ、ヨンノージガターメ」とカタコトで言ってくるので「四の字固め?」と聞き返すと「ネイチャーボーイフゥーーーーー!!」ってまた叫んだのでぶん殴ったら、フレアーばりに二、三歩歩いて前のめりにバタンと倒れた。

2005-08-25

[]「空中庭園」 角田光代

「何ごともつつみかくさず」というモットーを持った家族のお話。角田さんの家族小説というだけでなんとなく異質なものを感じてしまうわけですけども、これだけのものを書く人だとは思ってなかった。勝手に見くびっていた。面白いか面白くないかはさておいて。俺は面白かったですけど。

章ごとに主人公が変わっていき、家族一人一人の視点で描かれる連作小説なんすけど、性別やら世代の違いやら視点に寄って見せる表情の違いなんかがものすごく生々しくて、各人の心情みたいなのを考えると共感するところも大いにあるんだけど、視点が変わると各人に対する思いもまるっきり変わってしまうというか。そういうふうに思わせるように書いてるんだろうけど、そういう巧さで読ませるタイプの人じゃないと思っていたからちょっと面食らった。

何ごともつつみかくさずと言いながらも、全員秘密めいたものを抱えていて、それは本人にしか解らないところだろうし、知る必要もないんだろうけれども、人間が一人一人色んな過去を持って、色んな人生を生きていて、色んな目線で物事を見ているという極々自然なことがなんか怖くなるような、そういう小説だった。そういう事が言いたい小説じゃないのだろうけども。

読んでる感じは家族小説だけど、家族小説のていでなんかもっと怖い話を読まされたような、そんな感覚が残った。逃げてえ…つっても逃げられないっすもんね。うん。

空中庭園 (文春文庫)

空中庭園 (文春文庫)

[]似てる

雛形あきこさんと吹石一恵さん。存在感込みで。

[]マンガのことばっかし

最近の俺はボーッとしてるときには大抵、範馬勇次郎とラオウもしくは範馬勇次郎と島左近、島左近と岩本虎眼や岩本虎眼と六刀流のアシュラマンならばどっちが強いのだろうか…などというようなことばかり考えているので我ながらどうかしていると言わざるを得ない。

あと刹活孔を突いて背中に鬼が宿るラオウとかアシュラマンの秘剣星流れ三段という絵を想像してニヤついたりしたのでなんかもう末期的だと思います。

2005-08-24

[]「あくむ」 井上夢人

井上夢人さんのホラー短編集。ホラーといってもこの本はあんまり怖くはないですけど、なんというかホラー小説の手法というものを勉強させられるような小説というか、ああ、ここが怖い所なんだ…ってなんか知らないけど冷静な感じで読んでしまった。話としては面白いんですけど、どっかで見たり読んだりしたような話が多かった。多分これはこういう話で、こういうオチに持っていくんだろうなぁ…って予想していると、大体そんな感じのオチになるんですけど、途中であれ…もしかして違うのか…って感じに不安になったりするんで、そこら辺の筆力というか巧さみたいなのはやっぱすごいなと思ったけど、それだけな感じですかね。相変わらずものすごく読みやすかったですけど。

井上夢人さんの小説全部読んでるわけではないのでまだなんとも言えないですけど、今の所短編だと今ひとつの人なのかなぁ…という感じの印象。短編だと物足りなすぎるというか、こっちの思惑をひっくり返すのに分量が足りてない感じがする。ってなんか偉そうな感じの物言いですが。とりあえず虫のやつはきつかった。あれのオチだけは最後まで読めなかった。

あくむ (集英社文庫)

あくむ (集英社文庫)

[]興味の範囲

最近小説やら漫画やらに自分の興味というものが偏ってしまっており、全くといっていいほど音楽を聴かなくなっている自分というものに気がついた。もしかすると人間が興味を抱ける分野というかそういった興味というものの総量というものは決まっているのではないかなどということを思いついたのだけどまとまらない。

わりと昔から浅く広くというのを何故だか心がけていたので、バランスよく興味の範囲というものが広まっていたのだけど、なんとなく自分がどういう物が好きなのかというのがようやく解ってきたのかしらんというかなんというか。解りやすく二つにすると、本と音楽の興味のバランスが50/50だったのが、今は95/5ぐらいになってしまっているというか。自分の受け皿が小さいせいもあるだろうけども。

だからといって音楽が嫌いになったわけではないので、昔聴いていたものは今でも聴いている。ただ熱心に新規開拓したり、新譜を追っかけていたというような情熱がなくなりCDを買うなら本に金を使おうという思考回路がいつの間にか出来上がってしまっているのでなんかもうどうしようもない。

それがいいことなのか悪いことなのかは別にどうでもいいことだし、なんだっていいのですが、もしかしたらここに感想を書くという面で、本と音楽の感想だったら本の感想書いてる方が楽しいというか音楽の感想を文章にすることの難しさみたいなものを感じたせいというのも、この急激な偏りの一つの原因なのかもしれないというところに思い至ってちょっと悩んだ。自分は感想を書くために色々消費してるのか…それはちょっと気持ち悪いかもしれん…と、結局思い悩んだところで何も解決するわけでもないので、今は気の向くままに本やら漫画やら読んでいくしかない。

あと、もしかしたら…と思ったのは、最近音楽ってものすごくデータ化してきてるじゃないですか。今に始まった事じゃないでしょうけど。そのせいもあるのかもしれない。なんかものすごくつまらないものになってしまったかのような、そんな感覚。だからいつか紙媒体がなくなったりして電気的なものを通して小説やら漫画やらを読むようになったら、今音楽に対する興味を失いつつある感じで本にも興味を失っていったりするのかもしれない。そんな日はなるべく来ないで欲しいけど。

[]アリかナシか

ペットの名前が戦国武将。

[]魔界ランドのプリンスだい

ついさっき「三面六臂」なる言葉を目にして、おいおいそれを言うなら「八面六臂」だろうがよ…と思いつつ、あ!三つの面で六つの臂(ひじ)っていったらあいつだ!アシュラマンの事じゃねーか!と思い、アシュラマンがモチーフの造語なんだ…すげぇなアシュラマン…と思ってちょっと納得しかけたのだけど不安になって検索してみたら、元々の由来は仏教における阿修羅であって、アシュラマン自体阿修羅のパクリというか蜘蛛の化身とか言ってたけどやっぱ阿修羅が元ネタだよなぁ…などと思い、なんかこういった何ごともキン肉マン基準で考える癖というのはなんかの病気なんじゃないかしらと思いました。

2005-08-23

[]「忍法八犬伝」 山田風太郎

元々の南総里見八犬伝自体読んだことないんで、だいぶん前に買ったはいいけどなんとなく読んでなかった忍法帖バージョンの八犬伝です。というか、元々八犬伝って伝奇小説なんですよね。で、正確なところはよく知らないんですけど、多分これはその続きみたいな感じで書かれているんで、人の小説の続きをこんな小説にしてしまうってのがもうなんかすげぇなあ…とまず感心してしまった。

里見家取りつぶしを狙う本田正信の謀略によって、八犬士の持つ八個の珠が服部半蔵率いる伊賀忍者のくノ一に盗まれてしまい、八犬士は自分の失態の責任を取って割腹して果て、甲賀卍谷に修行に出した孫達にその珠の奪還させるという内容で、くノ一八人対八犬士の孫八人という集団対集団の戦いのお話。

元ネタというか八犬伝を知らないので、この小説において八犬伝がどれくらい踏襲されてるのかは知らないんですが、相変わらず話の持っていき方が絶妙というか、読ませるという技術においては天下一品であるなぁと感じた。先の展開が読めるのに読めないというか、早く次が読みたくなるというか。

とりあえず集団対集団であるけども、チームワークみたいなのはあんまりなく、なおかつ忍者としては半人前という感じの人達で基本的にみな死に急ぐ感じなんですけども、半人前だからこそ死なねばならぬというか、いかに自分の惚れた女のために格好良く死ぬかというのを八パターン書いたような話だなぁと思った。死ぬとか書くとネタバレですけど、忍法帖においては忍者は大抵死ぬものと相場が決まっているので問題ないです。こんな忍者が生き残ってたら歴史が変わるっていうくらいの忍法使いますしこの人達は。

あと風太郎先生って服部半蔵のことがあんまり好きじゃないのかな、と感じた。忍法帖シリーズにはよく出てくるんですけど大体において扱いが悪い。忍者というより頭領もしくは武士みたいな立場なのであんまりパッとしないのかもしれないすけど。服部半蔵がヘボいというより風太郎先生考案の忍者が凄まじすぎるのでそのように感じるのかもしれませんけれども。

一個だけこの小説に注文付けるとしたら、八犬士のキャラ立てに力入れすぎて肝心要の敵のくノ一達のキャラ設定が適当というか捨てキャラっぽかったのが残念といえば残念でした。

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)

[]かゆいとき

背中がかゆいときに俺は孫の手を使用してわしゃわしゃとかくわけですが、これは襟首の所、いわゆるうなじの部分から服の中に直に突っ込んでわしゃわしゃするのが正しいのか、それとも服の上からソフトにこしゅこしゅするのか、一体どちらが正しいのかしら…などということを考えていたのですが、俺は男なので豪快に突っ込んでごしゃごしゃしていきたいと思いました。おれは男だ!(モリケンメソッド)

[]ご利用は計画的に

最近の消費者金融のCMは返済しやすいとかいつでもご返済出来ますとかそんなんばっかりなので、ここは一つアントニオ猪木御大に登場してもらって「借りる前から返すこと考える馬鹿がいるかよ!」つって、おもいっきりビンタしてもらいたいと思った。

[]今日の腰砕け

日本テレビの24時間テレビで出演者が着用しているTシャツの名前が「チャリTシャツ」だったのを知って腰が砕け散った。

腰砕けというのはあまりに酷すぎて力が抜けてへたり込んでしまう状態を表すために「椅子落ち」と同じ感覚で使っていこうかと思いましたが全然しっくり来ないので一回限りで終了します。ありがとうございました。

2005-08-22

[]「フラグメンツ 1~3」 山本直樹

山本直樹さんの作品集。というかだいぶん前に全部読んでたはずなんですけどなんでか手元に無く、しかも古本屋で安かったから買ってきたんですが、買わなきゃよかった。内容的にはいつもとそれほど変わらない山本直樹漫画なんすけど、通常の神経で読むとトラウマになりかねない描写が。多分もう見たくないから人にあげたか捨てたかしたんだろうなぁ…。

いつの時代に描かれたものかはよく知らないんですけど、全体的に白いのでそんな昔じゃないんだと思われます。白いけど内容的には黒いというか、淡々とエログロをがすがす描いてるので怖い。あと物語自体も怖い。これくらいで何言ってんだおまえくらいのことを言う人もいるかもしれませんけど、俺は怖いですよ。特にSMの回は怖すぎる。「そんなに死にたいか」って所の流れは出来ればもう読みたくない。今思い出すだけでも怖気がする。ガンガン引きまくったけども、世界観つうか虚無感というか妙なだるさというか、やっぱこの人の漫画は面白いなぁ…と思わされるのでちょっと悔しいというか嬉しいというか。でも多分もうしばらく読まない。読みたくない。でもまた忘れた頃に読んで引きまくるのだろう。というかいつの間にか4巻出てたんすねこの漫画。

あとこの漫画の最初の方に出てくる肉彦という名前はしばらくゲームの主人公の名前付けるのに困ったときにいっつも付けてて他人に見られて引かれたりしていた。にくひこ。

フラグメンツ (1) (Big spirits comics special―山本直樹著作集)

フラグメンツ (1) (Big spirits comics special―山本直樹著作集)

[]俺の考えた嫌がらせ

原動機付自転車のナンバープレートに付いている自賠責保険のシールをビックリマンのキラキラしたヘッドシールと貼りかえる。

[]橋誠さん

ノア鑑賞。最近鈴木みのるさんが嫌いというかなんかものすごく苦手という感じになっていた俺としては「風になれ」のサビの直前で斉藤彰俊さんに入場曲を止められたのをみて思わずニヤニヤしてしまいました。パンクラスの頃はすごく好きだったのになぁ。あと本田多聞さんに鈴木みのるさんがスリーパーをかけているときの顔の大きさの差がすごくてびっくりした。俺はノアのレスラーの中で多聞さんが一番好きです。

あと橋誠さんは最近持ち上げられてますけど、なんかこの人はボロボロになって負けてこそ光るという感じなんで、そういうイメージを払拭するのは大変だろうなぁと思う。菊地毅さん的存在感。

[]バトン!バトン!またバトン!

いや、またっていうほど来てないんですけど、id:cecilcutさんから好きバトンというのが回って来たんで答えます。というか既に某SNS?で答えてるんですが、滅茶苦茶ふざけた回答をしてひんしゅくを買ってしまったので今回は大真面目に答えようかと思います。すかしは一回までと小学校で習いました。

あなたは何フェチ

フェチ…フェチってなんなんですかね。解らない言葉があればググってみようってことで検索してみましたがエロサイトばかりが引っ掛かります。残念です。というか真面目に答えますと鎖骨の綺麗な人が好きです。でも喋り言葉に方言の混じる女性がもーっと好きです。

異性を見るとき、まず何処を見る?

首を見ます。首には色々なものが出ているらしいです。俺にはそういうのは解りかねますがとりあえず見る。

最近プッシュできる部位

右足の親指の第二関節に一本だけ生えてる毛です。抜いても抜いても一本だけ生えてくる。俺は自分の体の中でここの毛根の逞しさが一番好きです。

フェチを感じる衣装は

パジャマです。青パジャマ赤パジャマ黄パジャマなんでもござれです。パパパジャマはちょっと嫌です。

バトンを回す一人

id:RainyDayさん

2005-08-21

[]「考える侍・やあ!」 山田芳裕

なんかこの人の侍漫画に腐りかけのものを食べることに喜びを見出す人というのがあって、それかと思って読んだら違ってた。うまずい!とかいう。んでこれは違ってたけどだいぶ面白かった。タイトル通り考える侍ということで、色々考えてるんだけど、考えてることが尋常ではなく、そんでもって尋常ではない強さの侍なので非常に面白かったっす。ものすごい真面目に描いてる様に見えるけど、なんかもう全力のギャグ漫画って感じで楽しい。真剣にやりすぎておかしくなってるというか、そこら辺まで突き抜けてしまってる感じがものすごい。

でも同じようなデカスロンとかジャイアントなどは間違ってもギャグではないので、そこら辺の違いというか、デカスロンなんて明らかにやりすぎてるのに、真面目にスポーツ漫画として成立してるのでそこら辺の違いというのはなんなのだろうかね…などと考えてみたのだけど、解らないので別にいいです。あと刀が切れすぎてとんでもないことになってる。

もう一編のやあ!に関しては、やりすぎてるというか、この作者が自分がどういう風に描いたらギャグとして成立するのかというのを踏まえて描かれたような漫画で、ただもうなんかおかしかった。

山田芳裕傑作集 (2) (小学館文庫)

山田芳裕傑作集 (2) (小学館文庫)

[]夢日記

全然知らない人達と麻雀をやっていて、牌を山に積もうと持ち上げたところで初心者の如く一列になった牌の真ん中がグアッと盛り上がりバラバラと崩れ落ち「あーなにやってんだよ…」などと周りの人間に言われ、なんたる屈辱…!という感じでプルプル震えていると、右腕に牌がピタピタとくっついてきて、ああ…これはキン肉マンにおけるアポロンウィンドウの鍵みたいな感じだな…などと思っていると、全ての牌が右手にくっついて巨大化したんだけど「つーかおまえなにやってんだよ!」などと怒られたので、俺は頭に来てブーンと右腕を振ったら怒ってる人を真っ二つにしてしまい「ロンだぜ!」と俺が言うと「チョンボだそりゃ」「それはとおらねえよ」と残りの二人に罵られた。

[]リングの魂

橋本真也追悼特番で一回こっきりの復活でしたが、やっぱ俺、南原清隆さん苦手っすわ…という感じだったすけど、そんなことはともかく変に湿っぽくもならず生前の映像がそれなりに見られたんでよかったっす。

内容自体はちょこちょこ試合を流しつつ雑談したりなんだり。で、ノーカット放送が橋本vs小川の負けたら即引退スペシャルと、橋本vs高田のIWGP戦でした。橋本vs小川はなんか見てるうちに当時の気分が甦ってきて、橋本勝たないかな…とかほんの一瞬思って自分でちょっと驚いた。前にこの試合のことは長々と書いたことがあったと思うんで省略しますけど、村上和成乱入の試合ってこれだったんすね…。この頃確か俺二十歳そこそこだったと思うんですが、小川と村上って気違いだと思ってました。だって目がイッてんだもの。上目遣い過ぎて三白眼になってるし。あの頃は村上がまたトチ狂った!と思ったものですが、今考えるとあの状況で乱入する度胸ってのはちょっとすごいっすよね。あとこの試合は付き人についてた鈴木健想の表情がすごく良かった。ちょっと泣きそうになってるし。

橋本vs高田を最後に放送したのはイメージ的によかったと思うっす。小川戦が最後の放送だったら多分ちょっと引いた。あとちょこっと流れたけど、ZERO-ONE旗揚げの時の橋本・永田vs三沢・秋山の盛り上がりってすごかったっすよねぇ。三沢が挑発されて一回でも乗っかるというのがすごい。そんでそういう空気というかそういう場を作った橋本はもっとすごい。三沢の「お前らの思い通りにはならねぇよ!」というマイクは乗せられた三沢の抵抗だったんすよねぇ。

正直ラストと蝶野不在時の雑談部分は要らなかったですけど、先週の橋本G1回想とあわせて見ると結構面白かったです。あと「時は来た」は何回見ても面白い。猪木のビンタもセットで面白い。

[]こんな二つ名は嫌だ

「孤高の凡人」

2005-08-20

[]「阿弖流為Ⅱ世」 原哲夫 高橋克彦

なんとなく読みのがしていたので読んでみたんですけど、これがあまりにもあんまりでちょっと引いた。原作者の高橋克彦さんが社会派なのかなんなのか知りませんけど、露骨な風刺というかなんか現代社会にもの申す!っていう雰囲気で、もうなんかそういうのが鼻につく感じなんですけども、それを原哲夫さんの絵柄でやってるのでなんかいいようのない感じの笑いはあったけどやっぱ引いたなぁ…。

大まかにストーリーを紹介すると、1200年前に日本に宇宙人が来ていてその人達が現代に転生してきて大暴れする話です。以上です。阿弖流為(アテルイ)というのが主人公なんすけど、この人がある意味で原哲夫最強キャラかもしれない。ケンシロウも拳志郎も前田慶次も銃で撃たれたら流石にマズイという感じだったと思うんすけど、アテルイにはマシンガンも効きません。剣で銃弾全部打ち落とせる。「遅いのォ現代の武器は…」だそうです。あと壁とか天井とか当たり前のように走る。重力無視。敵キャラは宇宙人の坂上田村麻呂なんすけど、長生きしすぎてものすごくグロいジャバ・ザ・ハットです。ゲイラじゃん。そいつも転生というか転移するんですけど。

あと小渕さんみたいなのがそいつの機嫌を損ねて殺されて、森さんみたいなのが総理大臣になります。石原都知事みたいなのが、宇宙人から税金徴収するぞー!つって自衛隊を私設軍隊みたいな扱いで動かして「アメリカの次はエイリアンにNOだっ!だぼっ…」つって死にます。ネタバレですけど別にいいですよねこんなん。最終的には東京湾に巨大ピラミッドが出来てぶっ壊れてお終いです。ストーリー的にはかけ足過ぎてあってないようなもんなんですけど、まぁこれはこれでいいんじゃないでしょうか。別に。なんでも。

もう一個短編が入ってるんですがそれもなんかケンシロウみたいな人がエイリアンと戦う奴でした。おも…面白いですよ。

阿弖流為2世―龍の系譜を継ぐ者 (GOTTA COMICS)

阿弖流為2世―龍の系譜を継ぐ者 (GOTTA COMICS)

[]読むのはある程度いけるけど

英語が苦手分野な方の自分としては、英文及び英単語を書き記す際にはきちんと検索なり翻訳サイトなりで正しいスペルというものを確認した上でコピペ、いわゆるコピーアンドペーストをしているのですが、それではきっと俺の英単語能力というのは全く上がっていかないと思うので、積極的に自分の思うような微妙に間違っているであろう英単語のスペルで日記を書いていっておわー!これなんか違うー!というのを学んでいかないといけないと思うのだが、そういったことをしているときっとものすごいアホだということが露呈されまくるのが恐ろしまくりなのですが、成長を望むのならばそういう恐怖心と戦っていかなければならないのです。きっと。でもやっぱ恥ずかしいからカタカナで書いてしまうのでありました。カタカナは偉大だ。カタカナの格好いいところはカクカクしてるところだ。なんの話だ。

[]タモリ倶楽部

移動式冷房機をメーカーがプレゼンしてそれを買いましょうよの回。これ暖房器具でも全く同じことやってましたね。使う人によっては便利そうで実際には巨大扇風機以外使い物にならず。

空耳はタモリさんが安斎さんに対して先週の遅刻をチクチクチクチク責め立てていて、罰として今週は手ぬぐいのみでした。罰とか関係無しに手ぬぐいしか出ないすけど最近は。

2005-08-19

[]他になかったんか

前に働いてた会社の同僚と久々に会って「そうだ、そういえば俺名刺出来たんよ」といって俺に名刺を渡してくれたんですが、会社が移転したらしく電話番号が変わっていて末尾が0721になってたんで「わあ、これは覚えやすいね…」といったら「そう?」みたいな普通の返しをされたんで「だってこれ末尾がオナニーじゃないか」と言ってみたら「うわホントだこれオナニーじゃん!わはは」「うん03のXXXXのオナニー」つっていい年こいた大人二人が一年ぶりくらいにあって交わした会話がオナニー連呼ってどうなんだろうと思いながらとりあえず笑った。

[]パワーパフガールズのあれ

だいぶ前からテレビで見るたびに気になってて、いつか突然無くなっていたりするんじゃないだろうか…と思いながら伊集院光さんのおでこに付いているコブ状のなにかを見続けているのですが、小さくなったような気はするもののいっこうになくなる気配もなく、本人もあまり取ったりなんだりするつもりはないようなので、あそこにはきっとステキなものがたくさん詰まっているに違いない…となどという想像をして勝手に納得している今日この頃です。

[]キン肉マンのあれ

なんとなく前々から思ってたんですけど、長州力の体ってオーバーボディっぽいですよね。

2005-08-18

[]「鬼麿斬人剣」 隆慶一郎

なんかもう、読めば読むだけ確実にこの人の未読本が無くなっていくのが惜しくて、まだ読まないまだ読まないという感じで大事に取って置いたんですが、なにげなくパラパラと序盤を読んだらあんまり面白すぎて一気に読んでしまった。

序盤だけちょこっとあらすじに触れると、刀鍛冶の話で不勉強なので知らなかったんですけど山浦清麿という有名な刀工を師匠に持つ弟子の鬼麿が主役の話なんで、その師匠は今でいうアルコール中毒状態になってしまい、自らの腕が言うことを聞かなくなったというのを理由に厠で切腹してしまう。いきなり。そして遺言として十三年前の旅で小銭を作るためにしょうがなく作った数打ちの刀、簡単に言うと不本意な手抜き仕事の刀を探し出して打ち折ってくれということを鬼麿に頼んで清麿は絶命してしまう。この小説はその旅の話なんですけど、いきなり便所で切腹かよ…ってちょっとこの時点で呑まれてしまった。

で、師匠がその十三年前に旅をしながら作った刀を鬼麿がヒントも無しに探しながら旅をしていくんですけど、その推理がちょっとしたミステリみたいな感じで面白い。んで、隆先生の小説といえば道々の者なわけですが、この主人公も山育ちというか集落というか山人というか、その手の出身であり滅茶苦茶逞しく、そして尋常じゃなく強い。隆小説の主人公が無敵じゃないなんてことがあるわけ無いので超無敵です。その剣術とか尋常じゃない。人切ってニコニコしてるし。

でも、それよりもっとこの人が書きたかったのは、師匠である清麿の話だったんだろうなぁ…というのが色んな所から窺い知ることが出来る。回想シーンでのいい男っぷりは筆が乗ってるというか調子がよすぎるというか。格好いい男ってのはこういう男なんだなぁ、うん、とか思って書いてそうなくらい気持ちのいい男を書いておられます。

で、刀の話ってことで、ものすごい刀マニアというか、事細かな描写はあるし刀見て泣いたり笑ったり怒ったりという感じで、完全には理解出来ないけどなんかすげえというものすごい説得力があった。刀試しの所の描写なんか胃もたれする。あと相変わらず性描写が濃いいっすよ。とくにこの主人公絶倫だし。所構わずやるし。その絵を想像すると、あー…隆先生かなりきてるな…と思う。吹雪の中とかありえないすから。

とにかくテンポといいストーリーといい微妙におかしな感じといい迫力といい全部が上手い具合にはまってる感じなんで結構な傑作だと思います。楽しかった。

鬼麿斬人剣 (新潮文庫)

鬼麿斬人剣 (新潮文庫)

[]はてなの秘密ってことのほどじゃないけど

もしかしたらものすごく今更のことかもしれませんけど、はてなのトップページのアドレスってhttp://www.hatena.ne.jp/の「www」の部分をなんに変えてもつながるんすね。アルファベット小文字以外でもつながってしまう。だからなんなんだという話でもないんですけども。びっくりしたんですよ俺は。

[]ボールリフティング

サッカーの練習やらなんやらを見たりするたびに思うんですけど、こう、リフティングの最中にポーンと蹴り上げて背中に乗せる人って沢山いるじゃないですか。あれの意味が全く解らない。なんとなくすごいのは解る。というか、俺もやってました。だけどもあんなの別にサッカーの技術じゃないと思うんですよ。しかも両手を飛行機の真似でもしているかのように広げて。結構間抜けな格好だと思う。そして背中にはボール。あれを見るたびにその姿勢を保たせたまま「そーれーはー、いったいー、何のー、役にー、立つんですかぁー?」という感じで文節の所で眉間の間の所を人差し指で強く突きながら言いたくなるんですけど、俺もやってたのでそれは言えない。やってなかったとしても言えないけど。

[]こんな選挙演説はいやだ

五分に一回「おいお前、おれの名を言ってみろ~」って言う。

2005-08-17

[]北斗の拳を読んで感想みたいなのを書きまくる

どうにもこうにもジャンプ百選以降俺の中の原哲夫熱が収まらないので、北斗の拳を読み返してみることにします。もうかれこれ十年くらいは読んでないのですが、この漫画は時間を置いて何度か読み返しているので新鮮味はないかもしれないですけども、なんとなくただ読んでただ感想書くのも味気ないので、キン肉マンを読み返したときと同じようにだらだらと感想を書き連ねていきたいと思います。大雑把な区分けで感想書きます。あと超大雑把にあらすじに触れまくるので未読の人は怒らないで下さい。

うわらば!1

北斗の拳 (1) (ジャンプ・コミックス)199X年世界は核の炎に包まれた!!というあまりにも有名な言葉から始まり、ケンシロウは登場前からモヒカンを殺しまくっています。登場シーンではそのあまりの眉毛の太さに度肝を抜かれますが、序盤から結構バンバン名台詞がとびだしあっという間にハート、シンの登場。ちなみに一番最初の時点では「おまえはもう死んでる…」ってちょっと投げやりな感じでした。

この辺で昔読んでたときに一番心に残ったシーンというのが、クラブが戯れに「俺の体に触ることが出来たら解放してやろう」と奴隷に向かって言いながら殺そうとして、奴隷は体を貫かれながらもなんとか触ることが出来たんですけど、触ったら触ったで「きさま~家畜の分際でおれの体に触りやがったな~」つって顔を三つにしてしまうシーンで、な、なんつう不条理だ…と思いながら当時の俺は読んでたんですが、その後ケンシロウが全く同じような事をして、うわぁなにこの主人公と思って引きまくった記憶があります。

って、このペースで書くと大変な分量になりそうなので、さくさく書いていきますと、北斗神拳は効かぬというハートが北斗神拳であっさりやられ、有名な「ひでぶ!」という断末魔の叫びと共に破裂。シンとの戦いの前に七つの傷エピソードがあり、何度も北斗の拳を読んでいればいるほど、このシーンでのシンの強さはちょっと尋常ではねぇなという思いが頭をかすめます。だってあの超人みたいなケンシロウが一撃で。あとユリアが自分のことを忘れているという所のリアクションは蒼天の拳と全く同じでした。わざとやったんだろうけど。

そしてシンとの死闘。といっても、既にシンの技を全て見切ってしまったケンシロウの前にはシンとて敵ではなかったのだった。でも普通手のひらを指で貫かれたら大怪我ですけどねぇ。そして完全敗北したシンはおまえの拳では死なぬと言い残し、投身自殺してしまうのでした。ケンシロウ無敵すぎる。シン編おわり。

うわらば!2

北斗の拳 (3) (ジャンプ・コミックス)サザンクロスをあとにして、とりあえず食料を調達しに行くケンとバット。バットがついてくる事に関してはケンシロウは全く頓着してないんすな。そこに何処かへ連れて行かれようとしているリンやその他大勢の女達が通りかかり、それを救出に向かうその他大勢の父親や亭主達。しかし力及ばず娘の目の前で首を切られる父親。ジャンプってすごい漫画連載してたんだなぁ。そして首切ったやつも当然の如くケンシロウによって屠られるのであった。しかも北斗神拳により自らの手で自らの首を両断。えげつない。ここでケンシロウは雑魚相手にヌンチャクを初披露しています。多分ヌンチャクは遊びみたいなもんなんでしょうね。

そしてゴッドランドに一人乗り込むケンシロウ。マッド軍曹のニードルナイフは刺さると血が止まらないという恐ろしい武器ですが、当然ケンは一蹴します。殺す間際に助けたと思ったらもう既に殺していたというえげつなさ。このパターンは何回も何回も出てきますね。悪党相手なら何をやっても許される…!それが北斗の拳!ということで軍曹は「たわば!」という声と共に爆死。そしてぴっちり横分け超能力大佐も全身から骨が噴き出す残酷無惨な殺し方で一蹴です。

そして「俺の右腕はここにある」ことジャッカルが登場。こいつは最初からケンシロウにはかなわないということを知っていて、チョロチョロたちまわる今までにないパターンの悪党です。老婆相手に全身にダイナマイトを巻き付けて恫喝するジャッカル。怖い男です。んで、牢獄に囚われていた巨人のデビルでケンを倒そうとするも、惨敗。デビル共々爆死して終了です。今回はケンシロウほとんどノーダメージ。ゴッドシティとジャッカル編おわり。

うわらば!3

北斗の拳 (6) (ジャンプ・コミックス)南斗水鳥拳の使い手レイが登場。久々に名の通ったキャラが出てきた。ついでにマミヤも登場です。レイは極悪顔での登場でしたが、徐々にマミヤに心惹かれ急激にいい男と化すのでした。そしてマミヤとレイの妹が牙一族に連れ去られて、北斗と南斗は戦うことに…と思ったら、互いを仮死状態にすることによって互いには戦うことなく牙一族を壊滅させる。というか、牙一族に限った事じゃないですけど、こいつらはあきらかに核の時代の前から存在していたわけで、普通に何して生きていたのかとかそういう事って気になりませんか。ませんよね。はい。ここら辺までまだまだ楽勝ペースです。あとここはマミヤの裸がみどころ。

そしていよいよ「おれの名を言ってみろ~」ことジャギの登場。ここで様々な背景を説明。ケンシロウには血のつながらない三人の兄がおり、ジャギは三男で一子相伝の北斗神拳の伝承者を巡って微妙な関係にあること、シンにユリアを奪うようにそそのかしたのはジャギであること、ジャギが何故か南斗聖拳を使えるのだけど超弱いことなど色々明らかになるわけです。ということでジャギにも楽勝のケンシロウでした。あと強敵と書いてともと読むのもここが初出。

この項短いので「ん~まちがったかな」ことアミバまで行きます。何処かで読んだけど、実はアミバは登場時点では本当にトキで設定変更により途中からアミバになったという噂をつい最近聞いたのですが、そういう前提で読んでみるとなるほどという所もある。一夜にして顔貌まで変えてしまうほどのエピソード。レイが現れるまでの異常な強さ。ケンシロウがトキの変貌ぶりに動揺したというのを差し引いても、初めての苦戦と言ってもいいぐらいです。そしてレイが唐突にそいつはアミバだと言ったあとの弱さ。結果ケンシロウの大楽勝で終わってしまうのでした。うわらば!牙、ジャギ、アミバ編おわり。

うわらば!4

北斗の拳 8 (ジャンプコミックス)なんかもうすごいザックリした感想というか、あらすじ紹介になってきてしまいましたが続けます。

本物のトキが実は生きていたことを知り、救出に向かうケンシロウ、レイ、マミヤ。しかしそこは「あ~聞こえんな」ことウイグル獄長の支配する難攻不落のカサンドラだった!って本格的にストーリー紹介の様相を呈してまいりました。とりあえずシェルターの「ここはもう一人…いえ、どう詰めても二人までです」の時のあれは大人が子供を何人か抱えれば入れたよなぁ…と、読み返すたびに思う。トキはケンとユリアをシェルターに入れてドアを閉め、そのせいでトキは死の灰を二週間にわたって浴び続けて病人になってしまうのでした。

さっさと門番のライガ、フウガを倒した上に味方にしてケンと他二名はカサンドラに正面から入って行く。とりあえずウイグル獄長の泰山流千条鞭の時に兜から取り出す無数のムチの格納先が気になるところですが、いかに獄長といえどケンシロウをふらつかせるのが精一杯で体をメキメキと小さくされて惨殺されてしまいました。さようなら獄長。ありがとう獄長。あなたがクチバシを削ぎ落とした鷲が少年の体にペタペタと血の跡を残すシーンは、何故か俺の中のトラウマとなっています。最後にゾンビのように立ち上がったあなたの姿は忘れません。

ライガフウガは拳王親衛隊の手によって屠られてしまいますが、その犠牲を乗り越えてトキとの対面を果たすケンシロウ。何度見てもトキの北斗有情拳はすごいというかおかしい。幸死。これをやられると多幸感に包まれて死にます。腹上死みたいなものか。そして拳王ことラオウも登場。みんなユリアが好きだったという話、及び死兆星の話がここで。この時点でトキはもちろん、マミヤ、レイまで死兆星が見えているのだった。

つーか「てめえらの血は何色だー!」ってレイの台詞だったですね。俺はずっとケンシロウの台詞だと思ってました。こういう台詞の記憶違いは多分数多くあるっぽいなぁ。気を付けたい。そんなに困りはしないですけど。

そしてラオウ対レイ。レイは自らの命をかけてラオウに挑むも一蹴される。そしてラオウ恐怖伝説を作るために三日後に全身から血を噴き出して死ぬ秘孔を突かれてしまうのだった。そこに現れるケンシロウ。ラオウは相手が死兆星見てなかったら戦わない主義か。自分と戦う相手は必ず死ぬという自信の表れなんだろうけどもさ。ともあれケンシロウ対ラオウの第一ラウンドが始まるのだがみんなが総出で止める。というかラオウが無敵すぎるし格好良すぎるし怖すぎる。リュウケンもぶっ殺してるし。馬から下りないし。馬ごと宙に浮いてるし。

今ラオウを倒す可能性があるのはトキしかいない、ということでトキ対ラオウが始まる。ラオウはここに来てようやく下馬するのだった。相手の攻撃を受け流しつつ戦うトキだが病んでいるために詰めが甘くラオウのフィールドに引き込まれてしまう。そこにマミヤが救出に入るものの、マミヤのボウガンではラオウの北斗神拳基本技である二指真空把のせいで傷一つおわすことも出来ずに逆にやられそうに。そこにケンシロウがトキに秘孔を突かれ封じられた体を振り切って救出に入る。この二指真空把使える人二人の間に矢があったらエンドレス二指真空把だなと思った。そして再びケン対ラオウが始まるも相打ち寸前で勝負はトキ預かりになる。その後ラオウの有名な台詞「拳王は決してひざなど地に着かぬー!」が入るのだけど、さっきトキと戦ったとき思いっきり片膝ついてましたよね。それはそれか。カサンドラ、ラオウ編第一ラウンドおわり。

うわらば!5

北斗の拳 10 (ジャンプコミックス)なんかただのストーリー追っかけになっているので、もう少し感想挟んでいきます。ストーリーはもっとサクッと書いていきたい。

ということでユダ編。名前からして明らかに卑怯者キャラです。裏切りの男。あと美しいものに目がない男です。本人わりとブサイクですけど。いや、ブサイクだからこその執着か。そしてマミヤもかつてユダのものだったわけで、ここに来て何故かまたマミヤをさらうユダ。ここで南斗六聖拳の名が出てくるわけですが、ユダはその一人で、レイとも浅からぬ因縁があり、マミヤを巡ってユダ対レイが始まるのです。つーかユダはホントに気持ち悪い。最後になんかちょっといいやつになって死んだけれども、それくらいじゃちょっと納得いかないくらいキモイキャラです。そんなユダをレイが最後の輝きを見せて倒し、そしてレイもまたラオウに突かれた秘孔のせいで全身から血を噴き出して死んでしまうのでした。

この漫画のすごいところは、死んだキャラが決して生き返らないというところにあるような気がする。それが普通当たり前ですけど、この頃のジャンプ漫画は人気によってとか必要に応じてキャラが普通に生き返る漫画ばっかりでしたから。生き返ることはないと思うと、読み手にそのキャラの死の重さというものを痛感させる。これがシンやらラオウやらレイが普通に生き返って、なおかつ改心して仲間なんかになってた日にはもうなんか最悪ですよ。なんにも面白くない。だからこの漫画はものすごく真っ当だけど、この時期のジャンプ漫画としては変わった部類に入るような気がする。ともかくレイの死に様は格好良すぎる。

ここで聖帝サウザーの登場です。このサウザーの性格の悪さたるや…いくら師匠を自らの手で殺めてしまったエピソードで性格の歪んだ理由を説明されても、ちょっとなぁ…。子供に石引かせてピラミッド作るわ、助けるっつってあっさり裏切るわ、毒入りの食料わざと盗ませて殺すわ、挙げ句の果てには飢えた子供達を並べてる目の前で飯食って「今日のは口に合わん!」とかいってテーブルひっくり返すとかやりたい放題だからなぁ…。というか、一子相伝の掟でサウザーが師匠を殺したならば、ケンもリュウケンのこと殺さなきゃいけなかったんじゃないっすか…と思ったけど、そういうことではないらしい。あとラオウがここに来て完全にいい奴になってしまった。サウザーが簡単に倒せないせいか、傷が癒えてないせいか知らないけど完全にケンのサポート役に。最終的には俺たちは戦わなきゃならんつうことで去っていくんだけど、完全に仲間モードのラオウはちょっと違和感あるっすね。

で、ここでケンは水影心によって相手の技を完全コピーすることが出来るという設定が登場。コピーしなくても北斗神拳だけで十分勝てるんで、これはシュウの技をサウザーに喰らわせる目的で出てきた設定なのではないかと思う。んで唐突にこの漫画のすごいところをもう一個挙げると、この漫画は戦闘力のインフレというものを最低限に抑えているところがすげえのではないかと思う。ケンシロウは成長はするけれども、納得のいく範囲の成長だし、心の強さみたいなのが強敵との戦いの中で上がっていくだけで、最初の段階で北斗神拳をマスターしてるのでこれ以上極端に強くなることがないわけです。最初から超強い。相手の技のコピーも出来るけど基本的には北斗神拳だけで勝っていくし。夢想転生とかはちょっとあれですけど、それもそもそも北斗神拳に存在するものであって、無理矢理パワーアップしたわけじゃない。だから序盤に出てきたキャラたちも後半出てきたキャラたちに比べて極端に弱いという感じをこちらが抱くこともなく、全体通して人気のあるキャラというのが多いんではないかなどということを思ったりする。って、なんかまとまらないけども。

で、サウザーは帝王の体の秘密により一度は勝つものの、シュウに対する酷い仕打ちなどのせいでケンシロウを目覚めさせてしまい、力の差を見せつけられ、なおかつ有情拳によって情けをかけられて師匠の元で死ぬのであった。ユダとサウザー編おわり。

うわらば!6

北斗の拳 12 (ジャンプコミックス)だんだんしんどくなってきたけど、せめてラオウが天に還るまでは続けます!

ラオウがここで傷の回復具合を測るために、唐突に登場したコウリュウと戦いにいく。怪我して日和った上に仲間モードであったラオウの残虐性を出す目的か。このコウリュウというのが一子相伝の掟によりリュウケンに伝承者の座を譲り渡した男でなおかつリュウケンより拳では上だったってことで、蒼天の拳志郎なのではないか説というのがあるらしいのですが、そもそも正統伝承者の他に北斗神拳の使い手がいること自体どうなんですかと思った。まぁそれはそれとしてここでのラオウの強さには呆れる。ぶん殴っただけでガードした両腕引きちぎってますからね。なんだその拳圧。秘孔の位置が解らないサウザーにだって力だけで勝てたんじゃなかろうかと思った。

そして再びラオウ対トキ。この話はちょっといい話すぎる。ラオウとトキの兄弟愛の話や、トキが命を賭してラオウを止めようとし、それに応えるように奥義を繰り出すラオウ。回想シーンがちょっと泣ける。ラオウの涙。そしてトキの涙。そしてなんかもうどんどん無口になっていくケンシロウ。ほとんど喋らんすからねこの主人公。表情もないし。結局病気のせいでトキは負け、ラオウが勝つのだけどトキにとどめを刺すことなくこの戦いは終わるのでした。

そして天狼ことリュウガが登場。どう見てもいい方のキャラなんすけど、もうここまで来るとラオウ側だろうがケンシロウ側だろうがどっちが正しいとかそういう感じではなく、どちらが強いのかという感じの話に。ケンシロウの本気を引き出すために、トキを殺した振りをしてケンの怒りを買い為す術なくやられてしまうリュウガですが、相対する時点で既に陰腹を割っており、自分の命と引き替えにケンシロウの力を高めようとしたのでした。そしてこの人はユリアの兄だった。トキ、リュウガを失い更に哀しみを背負うケンシロウの口数はますます減っていくのだった。

そんで、重大なネタバレなんですけど、まぁ気にしないで書いてしまうと、南斗六聖拳の最後の将というのがユリアでして、んで、それを守る五車星というのがいて、シュレンとヒューイはもうびっくりするほどあっさりやられてしまうんですけど、ここでフドウとジュウザが登場する。

フドウはもうあれですよ、ラオウを後退させた男として説明不要ですし、ジュウザもラオウの兜を割り、馬から下ろし、コクオウを奪い、さらには腹から血を噴き出させた男で、さらにこの人はユリアの腹違いの兄ということでやたら濃いキャラ設定で人気もものすごくあるんでフドウ以上に説明不要なんですけども、最後にラオウにユリアの存在を隠そうとしたときに名前こそ出さなかったけどヒント出し過ぎじゃねえかと思った。あれはバレるって。ざまあみたかラオウ!じゃねえって。

というか、今更なネタですけどユリアってものすごいサークルクラッシャーなんじゃないかと思った。幼少時に女性に触れる機会がなかったであろう北斗の人達が全員ユリアのことを好きになるというのはまぁ理解出来ますけど、シンとかリュウガとかジュウザとか色んな人と関係ありすぎて、ラオウ編はユリア中心に回っているというかなんというか。

で、ケン対ラオウ第二ラウンドでケンが夢想転生初披露、恐怖を初めて知ったラオウ、海のリハクの爆弾で勝負は水入り、その流れでラオウはユリアを奪って己の恐怖を克服しようとフドウに戦いを挑むも実質的には初の敗北を喫するのであった。そして愛するものを失ったことがないから哀しみが解らないのでケンシロウの背負った哀しみが解らないラオウは、唯一、愛を教えてくれそうなユリアにその命をくれいというのであった。なんつー傍迷惑な理論だ。というか、トキ戦で命を奪っていれば真の哀しみに気づけたんじゃなかろうかと思いますが、あの時点ではそういう感情は必要なかったんでしょう。

そして、ケンシロウ対ラオウ最終ラウンド。ラオウもまた夢想転生を使用可能になっており、夢想転生同士の戦いは一進一退というか完全に五分なのだけど、ラオウの闘気を利用したケンシロウが渾身の全力パンチをラオウに決めるのだった。そしてラオウの「我が生涯に一点の悔いなし!」この時のラオウの体から出たものはなんだったんでしょうか。バチバチ言ってましたけど。あんだけ闘気があったらケンシロウ倒せたんじゃないのかもしかして。って、感動的シーンでぶつぶつ言ってもしょうがないのでこの辺で止めておきますが、ラオウはユリアの命を奪ったりせずに、ユリアへの愛のみで夢想転生を身につけていたのでした。なんか久々に読み返したらラオウってあんまり悪い人じゃないよな…という思いが強まりました。ただ強くなりたかっただけなのに。

そしてケンシロウはユリアを連れて旅に出ます。ラオウ編おわり。

うわらば!7

北斗の拳 17 (ジャンプコミックス)時代は流れて新章に。成長したリンとバットは北斗の軍を率いて戦いに明け暮れる日々だったのです。というか、当時の支配者であるラオウ倒しといてあとはほっぱらかしてどっか行ってしまうケンシロウの無責任ぶりにはちょっと呆れますな…。統治者がいないんだったらそりゃ荒れるっつう話で。で、なんだかんだあって、ミスターTみたいなバロナとかホーガンみたいなバスクとかロードウォーリアーズそのもののハーン兄弟や、なんか雰囲気はアメリカのアインが出てきたりとなんかもうアメリカ!という感じの第二章のスタートです。個人的にものすごく印象に残ってた「息をするのも面倒くせえ~」ことゲイラがものすごくあっさりやられてたのでちょっと寂しかった。ここでアインとバズとキルが仲間になります。

そして金色のファルコ登場。元斗皇拳の使い手であり天帝に使える身のファルコは北斗南斗の殲滅を宣言するのであった。ここでハーン兄弟により南斗108派の存在が明らかに。って多いな!技では勝てぬと悟ったハーン兄は自らを犠牲にして不発弾を炸裂させ、ファルコを道連れにしようとするのだけども、ファルコは衛兵達に守られ無傷のままその場を立ち去るのであった。

んでこの後、ファルコとラオウの対面でラオウがファルコを同等の強さとみなす発言やら、足一本ラオウにくれて自分の村人達を守ったファルコやら、卑怯者のジャコウの言いなりにならざるを得ない理由とか、ファルコは強くて格好いいという場面の描写が続き、ケンシロウも元斗とは浅からぬ因縁があり戦わねばならぬという話になり、サウザーの居城へと向かう。ここで雑魚相手に久々にヌンチャクを使用するケンシロウ。忘れた頃にヌンチャク。

いよいよケンシロウ対ファルコの戦いなのですが、それよりここはアインの死が妙に記憶に残っている。地下牢に幽閉されていた天帝と対面し、そこにリンとバットも落っこちてくる。そこにいた天帝はリンの双子だったんす…!ってそれはまぁいいとして、地下牢から脱出するために水を使うことを提案するアイン。太い杭を打ち込めば水があふれ逃げる事が出来ると推測するのだけど道具がなく、自らの拳で杭を打ち込むアイン。最終的にはパンチして腕が肩まで破裂する描写はなんかすげぇ怖かった記憶があります。そんで小指を立てて「これのために死ぬってのはいいもんだぜ…」とか言い残して死ぬアイン。軽薄すぎる死に方が逆に悲しかった。

ケンシロウはファルコにギリギリの所で勝利するのだけど、みんながあんまり覚えてないような雑魚モヒカンにリンをさらわれてしまうのであった。多分ジャコウの息子ですよね。まぁなんでもいいや。アイン編おわり。

うわらば!8

北斗の拳 19 (ジャンプコミックス)修羅の国編突入。修羅の国は15才までの男子生存率は1%。何故なら殺し合いをさせて勝った者しか生き残れないシステムが出来上がっているからなのでした。怖い怖い。

ファルコとケンは各々リンを追って修羅の国に侵入するもあっという間に名もなき男にやられてファルコは死ぬ。といっても、ファルコはケンシロウ戦での傷が全く癒えてなく、しかも戦いの最中に義足が折れてしまうアクシデント込みで一旦は負けてしまうのだけれども、ケンシロウの手により刹活孔を突き一瞬の生を得て本来の力で雑魚を一蹴、その後に死ぬのであった。ここで戦闘力のインフレが起こってもしょうがない所をなんだかんだ理由をつけることによって、ファルコやっぱ強しという感じに収まってるのでファルコ好きは救われます。

んで、北斗琉拳と共にシャチが登場。ボロをまとって身を隠しながらリンをさらい、1800戦無敗のカイゼルを目玉に指突っ込んで気を送り込んで爆死させるという恐ろしい殺し方をする。でも修羅の国では強い者が偉いので、殺し方がなんだろうが問題ないんす。

んで、北斗琉拳の三羅将である、カイオウ、ヒョウ、ハンの存在が明らかになり、シャチの謀略によってケンシロウはまずハンと戦うことになるんですけど、このハンがすげぇ強かった。記憶の中ではこんなに強くなかったオールバックのオッサンですけど、戦いの中で修羅の国にはラオウ救世主伝説があることをケンシロウは知る。そしてケンシロウがラオウの技である天将奔烈を繰り出すと修羅の国はパニックに。ラオウやトキ、そしてケンシロウは修羅の国出身であるということを語る老人ジュウケイも登場し、修羅の国編は本格的な戦いに突入していく。あ、ハンはケンシロウにやられました。ファルコ、ハン編おわり。

うわらば!9

北斗の拳 20 (ジャンプコミックス)カイオウ、ヒョウも姿を見せ、唐突にカイオウはリンをさらう。天帝の血を引くものに自らの子を産ませ呪われた北斗琉拳の血を洗い流すのだそうだ。ってよくさらわれるなぁリンは。

そして実はヒョウはケンシロウの実兄で、北斗琉拳を仕込む際に優しすぎるヒョウの性格を矯正するためにジュウケイはヒョウの記憶を奪ってしまっていたのだった。その記憶を戻させ、ヒョウとケンの兄弟でカイオウを倒すべきと目論んだジュウケイはヒョウの記憶を復元させようとするが、すんでの所でカイオウの突いた記憶復元阻止の秘孔によりヒョウの記憶が戻ることはなく、ジュウケイは殺されてしまうのだった。つーか、ここら辺から急激に魔界魔界言い始めてちょっとわけの解らん感じになってくるなぁ。

それはともかく、リンをさらわれたケンはカイオウの元に乗り込み第一ラウンド開始となるのだけども、究極奥義夢想転生を破られ、ケンはこの物語において三度目の敗北を喫する。カイオウは常に体から煙というか魔闘気が出ているので、ものすごく強そうな感じがしますけど実際に強い。オームと叫べば地面が無くなる…って、もうそれ拳法とかじゃねえよ。

そしてシャチがケンシロウを救い、なんとか逃げ出すもヒョウに出会ってしまう。ケンシロウを背負ったシャチは、ヒョウにボロに似合わぬ眼光を疑われ、ならばと自ら目玉をくりぬきヒョウに差し出すことによってなんとか逃げ延びることに成功するのだった。このシーンもやたらと印象に残ってるんですけど、よく考えてみると、カイオウがシャチのことを知っていたのになんで同門のヒョウがシャチのこと知らなかったんだろうなぁ…とちょっとだけ疑問に思った。顔はカイオウも知らなかったんだっけか。それにしたってジュウケイに北斗琉拳を教わってる人間を全く知らないってなんかちょっと不自然なような気がするけど、目玉一個無くしたシャチに免じて気にしない。

その後ケンシロウはみるみる回復してヒョウとの戦いに挑む。というかあれですね、ケンシロウの一番すごいところはその回復力ですよね。ファルコと戦ったあともそうだけど、ファルコは全くダメージを回復していないのに、一日か二日休んだだけでケンシロウはほぼ完調にまで戻している。ラオウと戦ったときもそうですよ。ラオウはあれだけ回復に時間を要したのに、ケンはユダとレイの戦いの時点でほとんど完調だったし。戦ってる最中にも多分超回復とかしてるんじゃないか。X-MENのウルヴァリンみたいに。それはともかく、ケン対ヒョウはヒョウのフームという声と共に放つ暗琉天破をカイオウ戦でケンが見切ってしまったために、意外と一方的にケンが押していき、最終的に記憶を戻したヒョウはケンではなくシャチに致命傷を負わされる。そこで語られる過去は、いかにカイオウが悪人であるかということであった。この漫画においては絶対的な悪というのはやっぱりカイオウなんですな。死に際や戦ってる最中にに実はこういう悲しい理由があって、おまえもまさしく強敵(とも)だった…というような展開が多いんですけど、カイオウに至っては全く持っていいところが一つもない。さすがは魔人。俺の中では今の所サウザーが一番性格悪い事になってたんですけど、これはもう圧倒的にカイオウの勝ちです。悪人の質が違いすぎる。ヒョウ編おわり。

うわらば!10

北斗の拳 22 (ジャンプコミックス)そしてケンシロウの封印を解く鍵は女人像にあり、そこでカイオウとシャチの戦いが始まり、シャチはあっという間に右腕と左足をもがれてしまうのだけど、女人像がシャチに乗り移りカイオウを苦しめるのだった。そうこうしているうちにケンシロウが到着するのだけど、シャチは既に死亡、カイオウは封印の正体を見破ったとして既に引き上げたあとだったんすけど、ケンシロウ到着と同時に女人像は崩れ去って、石碑が出現しケンシロウはその封印を解くのでした。

そしてケン対カイオウ第二ラウンド。の前にカイオウはリンの愛情がケンに向いていることを知り、記憶と視力を奪い、更に次に目が見えるようになったときに最初に目にした人間を愛するという破孔である死環白を突いたあとに馬に乗せてどっかに逃がしてしまうのだった。つーか北斗琉拳の血を浄化する目的はどこへ。もはやそんなことはどうでもよくなっているのであろうかカイオウは。そもそも悪が最高だ!とか言ってる人間が浄化とか考えること自体が不自然と言えば不自然なんですけども。

ここでやはり戦いの中でカイオウが何故悪に走ったのか、ということに関して語られるのだけれども、やはりなんとなく弱いんすよね。理由的に。お前がそれを言うならラオウはどうなんだという風に思えてくる。ラオウは立派だったですよ。というか、ここら辺の回想はだいぶん矛盾してくるんですよね。ケンとヒョウは北斗宗家の息子でありラオウとカイオウとトキは琉拳の方の出になるんだけど、何故かケンとラオウとトキが北斗宗家の拳である北斗神拳伝承者の争いをしている。あ、ジャギもいるけどややこしくなるから除外。作中でも無視されてるし。そういうことなら最初からケンが伝承者であるということは決まっていたということになるわけっすよね。だったら一子相伝の北斗神拳をラオウやトキが学ぶ理由というのがよく解らない。学ぶべきは北斗琉拳であったろうに。そしてケンと一緒にいくべきだったのはヒョウだったんじゃないかと思う。一応後付けでカイオウ兄弟にも宗家の血が流れてるとは言いますけど、だったら…って長くなるのでもういいや。別にそんなに重要なことじゃないし。ケンは主人公だから北斗神拳伝承者なのです!それでいいです!

ケン対カイオウ自体はやはり一度戦った相手には絶対に後れをとらないケンシロウの強さが発揮され、かなり一方的な展開に。北斗神拳が何故強いか、それは強敵(とも)たちとの戦いがあったからだ!ということでケンシロウが圧勝してしまいます。そして最後の最後でヒョウとカイオウは和解し溶岩の中で二人は共に死ぬのでありました。

そして死環白を突かれたリンは何故かバットと共に登場。まだ目の覚めぬリンをバットに託してケンシロウは去るのでした。修羅の国編おわり。

うわらば!11

北斗の拳 27 (ジャンプコミックス)あとはもうエピローグっすね。エピローグつっても5巻くらいあるけど。ラオウとの戦いで終わらせるはずだった北斗の拳を延ばすだけ延ばして、カイオウを倒してもケンシロウは休めず、ラオウの息子リュウの教育したりどっかの国の争いを収めたりと戦っていくんですけど、やっぱりもう終わってるんですよね。ケンシロウが本気出すことももうないし。まぁ人道的なんだけどモヒカンに対しては極悪非道のケンシロウが見られるのでそういうのが好きな人は楽しめると思います。で、もう締めるとしたらリンとバット出して、おまけにマミヤも出して大円団を迎える…つーか、カイオウ倒したあといきなりこれでも良かったですけどね…。最後の敵キャラがボルゲってやつなのもあれですけど、なによりケンシロウがこいつの目を潰しただけで生かしておいたのが最大の謎でした。普通に殺してるだろケンシロウなら。あと最後の最後にケンシロウが笑うんすよね。なんかもう久々というか、中盤からあまりに鉄面皮になってしまったケンシロウの顔しかみてなかったんで、初めて見たかのような、不覚にもちょっと感動してしまった。ゴリラーマンが初めて喋ったのと同じくらいの感動です。いや、比べちゃまずいか。

久々に読み返して思ったのは、蒼天の拳って面白いよということでした。突拍子もないこと言ってますが、北斗の拳って読み返してみるとたしかに面白いんだけど、自分の中で想像以上に美化されてる部分があったんだなということを感じた。この間蒼天を初めて読んだときも、北斗はもっと面白かったという頭で読んでいたからあれだったですけど、蒼天では北斗で出来なかった描写も普通に描けてるんだと思うし、ストーリーも結構深みがあるんすよね。だからといって北斗の拳がつまらないとか軽いそういうことは決してないんですけど。北斗もいいけど蒼天もね。という感じっす。だからぶっ続けで読むと一番面白いと思うんですよって俺はどれだけ原哲夫信者なんだっていう話でした。あと感想を書こうと思ったのに、15分くらいでだいたい解る北斗の拳のストーリーみたいになったのが残念ですけど、まぁいいや。疲れた。ボルゲ編おわり。

2005-08-16

[]「ちひろ」 安田弘之

なんか久々に読んでみたら、昔ほど面白くなくてびっくりした。連載してた頃とか買った直後に読んだときにはものすんげえ面白いと思ってたのに。大人になってから改めて読むと面白い漫画ってのはたくさんあるけど、昔読んだときよりもつまらなくなってる漫画ってのは俺の中では非常に珍しいのでそんなわけの解らない感想を書いているのですが。

風俗嬢のちひろが主人公で心が壊れていると自覚していて、んでなんか面白おかしく生きていこうとしている話。でいいのかな。ちょっと違うような気もするけど、大筋ではそんな感じ。自ら幸せだと思っている状況を捨ててしまってその感覚がたまんないとかいってしまう。ストーカー男に刺されてもその状況を楽しむような人。大体ヘルスからピンサロに行く時点で相当すごいと思うけど。んで、過去の男に会いに行って過去の自分を再確認したり、昔の友達にあって今の自分の境遇を話して、どんな顔をするのか観察したり、色々色々。

最初に書いたのと矛盾するけど、つまらないことはないんです。面白いんですけど、なんかちょっとつかみ所が無さ過ぎるというか、ペラペラ感が強すぎるというか、それでいて結構大事なことを語ってるんだという感じというか、なんか見え透いた感じがして、うー…っとちょっと唸った。でも最初に読んだ頃にはわけもなく面白いと思ったんだよなぁ…。なんだろ。人生の経験を積んだからとかじゃなくて、今の自分が色々と枯れているからなんじゃないかと思ったんだけど、なんとなく読んでてもやもやした。うーむ。なんか上手く言えん。だったら感想書くなという話ですけど。そういう感想です。

ちひろ (モーニングKC)

ちひろ (モーニングKC)

[]中学生の頃の俺

最近昔のことをよく思い出すのだけど、中学生の頃の自分を思い出そうとすると一番最初に思い出すのが、小遣いをはたいて買った3800円くらいのウォークマンもどきにレンタルしてきた柴田恭兵のCDをカセットテープに落としたのを入れて、それを何故か川釣りしながら聴き「なんだこりゃ…」とか言いながらニヤニヤしてるというものを最初に思い出してしまい、なんでこんな事思い出すのかもよく解らないけど、なんで柴田恭兵の歌を聴いていたのかというところはさっぱり思い出せないのでものすごく気持ち悪い中学生の俺、という所でこの記憶が止まってしまうのでなんか悔しい。恭平が「ヘイ!」とか言ってた様な記憶はある。

[]新商品

「このクリームで長年悩んでいたノートパソコンのアームレストの黒ずみが内側からスッキリキレイに」

2005-08-15

[]「月魚」 三浦しをん

初めてこの人の小説読んだんですけど、ものすごく静かな話を書くなぁと思った。ストーリー的には起伏があって激しい感情のやりとりもあるんですけども、それが読んでる方に全く伝わってこないのでなんかすげぇ淡々とした話だな…と感じたのかもしれない。って、それはそれで別にいいんですけど。老舗古本屋の主人と古本の卸しをやっている人の二人が主人公で、古本屋というより古書店みたいな感じなんですけど、主人公二人が妙に若い。その時点でほんの少し違和感を感じたのだけど、古書店の旦那って言ったらある程度年を重ねた人っていうイメージを持っているこっちが悪いのであろうとなんとか納得して読み進んでいったんだけど、ちょこちょこ挟んでくるゲイっぽい会話というか、なんとなくこれは同性愛っぽいそれなのかと思わせる描写がもうなんか堪えられなかった。

あんまりそういうことに対して特別偏見があるとかそういうことはないつもりだし、同じくそういうものをよく書く吉田修一辺りの本ではこんな風に思ったことないのに。女の人が書く男の同性愛的なものだから気持ち悪いのか何だか知りませんけど、って、思わず気持ち悪いって書いてしまいましたけど、なんか直接的な表現があるわけでもないし、別にそれがメインの話でもないです。だからこそなんか気色悪いんだけど。そのくだりはこの小説に必要なんですかどうなんですかと俺は思った。でもまぁ個人的な好みの問題かもしれないので、大丈夫な人にとっては大丈夫なんだろうかと思います。

設定そのものはかなり好みだっただけになんか余計な事してくれてるなぁ…とちょっと残念だった。目利き勝負の辺りとか結構面白かったのにな。美味しんぼもしくはなんでも鑑定団みたいで。あとだんだん慣れはしたけど、この人の三人称はちょっと読みにくい感じがした。

月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

[]G1クライマックス

なんか妙な放送で二時間三十分くらいあるのに前半一時間くらいで準決勝、決勝放送されたんでとりあえずその辺の感想を。

まず蝶野vs中邑は個人的に中邑嫌いというのもあるけど、とにかく地味な展開で中邑に攻めさせながらもあっさり蝶野が勝ったなぁという印象。それ以上はないっす。とりあえず蝶野勝ってよかった。

んで、川田vs藤田は期待度がものすごく大きかったせいか、唐突なフィニッシュにちょっと物足りなさを感じましたけど、ゴツゴツしててそれなりに面白かった。最後の川田の顔は怖すぎて結構説得力ありました。川田負けたんですけど。

決勝は爆勝宣言の前奏からいつものテーマソングで蝶野が入ってきて、なんとなく蝶野なのか…っていう雰囲気で始まり、藤田が序盤攻めまくるもいつもとちょっと違ったのは橋本のせいだということにしておきます。結局蝶野がDDTやらシャイニングウィザードやら低空ドロップキック出したりしながらも最終的にはケンカキック連発で勝利して優勝です。試合だけで言えば今まで見たG1決勝の中でいちばん拍子抜けした決勝だった。蝶野が色々マイクで喋ってたけど、レッドシューズ海野の不機嫌顔とライガーの面白CTUマスクに気を取られてあんまり聞いてませんでした。今回思い知ったのは、藤田は強いし雰囲気も一流だけどプロレスが相変わらずあんまり巧くねえな…というか面白くないなということでした。

全体的にあっさりしててなんかちょっとなぁ…と思ったんですけど、その後の予選の放送やら橋本のG1の試合見てたら、なんかもうぶつぶつ言うのはいいか…と思わされました。今回は橋本のためのG1クライマックスだと理解した。あとこういう事を言うとあれですけど、やっぱ何年か前のプロレスって空気が違いますね。面白すぎる。再放送とかして欲しいです。

[]秋山準さん

まだドーム。鈴木みのるさんの髪型が魚の鱗みたいで気持ち悪かったです。あと力皇vs棚橋の試合で棚橋がトペ・スイシーダ三連発とかわけの解らないことやって、解説の高山にボロカスに言われてたのが面白かった。

んで、一番楽しみにしていたW-1での秋山vs柴田の試合が放送されて、久しぶりに柴田見たけど相変わらず体が細くてなんだかなぁという感じでした。あとうっすらした胸毛がなんかいやらしい。でも秋山のキャプチュードはちょっと格好良かったのでそれが見られただけでよしとします。

[]K-1ラスベガス

あんまり好きな選手出てないんで全く期待してなかったんですけど、準決勝のカラエフvsマクスタイがものすんごい良い試合だったので久々に満足しました。あと富平さんの足の長さという要素のみで負けた試合とか、ボタが一回もパンチ時の「ハウ!ハウ!」という声を出せないまま、マイティ・モーに秒殺されたのも面白かった。思ってたよりは全然楽しめました。なにより藤原紀香さんが居なかったのでとても静かでよかったです。

2005-08-14

[]「蒼天の拳 1~13」 原哲夫

なんとなく危険なイメージというか、北斗の拳の劣化再生産になってるんじゃないか…という不安から読むのを避けてたんですが、最近原哲夫熱が俺の中で大変なことになってきているので読んでみました。時はまさに世紀末じゃなくて、北斗の拳以前の話でリュウケンやらジュウケイが出てくる。時代は日中戦争真っ只中で、場所は上海です。原先生は最近どうも中国が好きすぎるようなので、北斗神拳の流れに三国志を挟んでまいりました。

三国時代に北斗神拳は各国に分派されて、北斗曹家拳、北斗孫家拳、北斗劉家拳になりそれぞれがこの時代まで伝承され、そして北斗神拳宗家の正統伝承者である霞拳志郎は各流派と死闘を繰り広げていくのでありました。主人公の名前は拳志郎です。けんしろう。というか、ケンシロウが生まれたところから話は始まって、そのケンシロウの名前はこっちの主人公である拳志郎にあやかって名付けられたという話でして、んでリュウケンはこの拳志郎の弟で、後のケンシロウ、ラオウ、トキ、あとジャギの師匠であり北斗神拳の正統伝承者になるわけなので、一子相伝というあれがあるということは、じゃあ最終的に拳志郎は一体どうなってしまうんでしょうかのう…という感じなのですが、一応武論尊先生が監修に回っているのでそれなりに納得のいく形で辻褄は合わせてくれるものだと思われます。

で、メインのキャラが結構バタバタと死んだり、変な雑魚がたくさん出てきたり、出てくるキャラが全員惚れてしまう女性が出てきたり、その女性が殺されたと思ったら実はやっぱり生きていたとか、北斗神拳が相変わらず無敵極まりないことになっていたりとか北斗世界を踏襲しつつ、強敵と書いてともと読むは出てこないけど代わりに朋友という言葉がやたらと連発されたりと多少の変化は見受けられます。読み方はポンヨウ。原先生は中国にかぶれまくっています。あと「おまえはもう死んでいる」だけが何故か中国語なのか…拳志郎は日本人なのにな…とか思ったりするのですが、格好いいので別にいいです。

とりあえず雑魚キャラの鉄のカツラ被ってる人とかわけが解らなさすぎてびっくりする。まぁ、登場した時点でこのキャラがどういう扱いを受けるのかというのが瞬時に判断できるので、この人の漫画は解りやすいといえば無茶苦茶解りやすいと思うんですけど。最新刊ではラオウっぽいのが出てきました。あと北斗琉拳はいつ出てくるんだろう…と思っていたらば、唐突に北斗劉家拳は別名北斗琉拳とも呼ばれ…ってちょっとおい!と思ったけど、まぁ面白いのでいいです別に。

あとフランス人とドイツ人の語尾がおかしいので原先生はそのうち怒られるんじゃないかと思います。作者コメントが相変わらずぶっ壊れてるのでそれだけ読んでも面白いんですけど。書きためたらアニメ化してくれるって言われてるから描いてるとか言ってるし。あと原先生は目の病気にかかっているらしく、片目を瞑らないと原稿が描けないということが書いてあり、ちょっと心配になったんですが、そのせいで遠近感というモノに興味を持ったのか、やたら大きいキャラとか妙に小さい人が出てきたりして遠近感ギャグをかましているので、何でもかんでも漫画のネタにしてしまう人なのだなぁ…と思いました。

今の所まだ北斗の拳より面白い!と断言するほどではないですけど、キン肉マンⅡ世と並ぶ昔の漫画焼き直しの成功例だなぁ…と思いながら読んでいます。あと巻が進むにつれて主人公の鼻が犬並みという設定を忘れはじめてるような気がして、やっぱあの設定あんまり必要なかったんだなぁと思った。

蒼天の拳 (13) (Bunch comics)

蒼天の拳 (13) (Bunch comics)

[]G1

ワールドプロレスリング鑑賞。超ダイジェストG1クライマックス。30分でG1の予選網羅ってかなり無理があるんじゃないかと思いましたが、それなりに面白かった。んでも昔はもっと時間割いてG1放送してたもんですけどもね…。明日は2時間30分放送するらしいので少し期待して待ちます。以下ちょっと面白かったのを箇条書きで。

  • 川田のタランチュラ
  • カシンのマッチョドラゴン
  • 永田に川田が敬礼ポーズ
  • カシンのフットルース
  • 天山の下手くそなのが逆にダメージでかそうなムーンサルトプレス
  • もはやシャイニングじゃなくてジャンピングケンカキックになってる蝶野
  • 中西のアルゼンチンからヘラクレスカッターに行くときのユラユラした予備動作
  • 真壁がアキレス腱断裂したときに「ファーック!ファーック!」って
  • 一試合たりとも放送されない吉江

ということでとりあえず明日はいきなり川田vs藤田が実現するんで楽しみといえば結構楽しみです。あと毎年優勝者予想とかしてたのをすっかり忘れてた。一応予想しておくと、もう一方の蝶野vs中邑がなんとなく中邑が勝ちそうな気がするんで、決勝中邑vs川田で川田が勝ってしまうというのを予想。まぁでも当たった試しがないので別に何でもいいです。

[]プロレスモノマネ

猪木馬場のモノマネは誰でも出来るほどにパターン化され、長州力のモノマネがメジャー化し、藤波辰爾のモノマネをする人も発見することが出来たので、そろそろ天龍源一郎さんのモノマネというのがブレイクするかもしれないという予測を立てた俺はそれに備えて練習に励む日々です。まず声帯を潰すところからはじめる。

2005-08-13

[]「パイロットフィッシュ」 大崎善生

初めてこの人の本読んでみたんですが、読みはじめてから途中まで、なにこのおもいっきり村上春樹的小説…と思って、うーむ…という感じだったんですけど、最後まで読んだらば結構面白かった。丁寧というかよくできているというか、説明する村上春樹という印象。って、なんだその印象。エロ本編集者の話って事で、わりと派手で下世話な話かと思って読みはじめたんですけど、全然そんなのではなくって、文体のせいか透明感みたいなものが意識されているように感じるせいか、やたらと綺麗な話に仕上がってるなという感想。ものすごく読みやすかったし。

過剰に美化されてるといえばそうなのかもしれないっすけど、読んでる内に馴染んでくるというか、それなりに心揺さぶられる描写があったりするので、面白かったんだと思います。やっぱでも、死とかセックスとか女性とかそういう描写が村上春樹っぽくて、最後の最後まで村上春樹してたので思わず笑ってしまったんですけど、なんとなく変な言葉だなーと思っていた春樹チルドレンという言葉の意味がこの本を読んでちょっと理解出来た。

単純によくできた小説といえばよくできていると思うし、面白いし色々考えさせられるんだけど、どうしても村上春樹的というのが最後まで引っ掛かったというか、それのせいで今ひとつこの小説に没頭できなかったんで、村上春樹の小説を読まずにこれ読んでたらだいぶ面白かったんだろうなぁ…と思いました。でもそれこそこの話の主人公じゃないけど、自分の記憶は消すことができないんでどうしようもないのだった。

パイロットフィッシュ (角川文庫)

パイロットフィッシュ (角川文庫)

[]剛田武さん

最近のドラえもんを見る度に、昔のジャイアンはのび太の顔見ただけでバットでぶん殴ってたもんだ…のび太がのび太であるというだけでぶん殴ってたんだぜ…すっかり日和っちまったんだな武さん…などと俺は感傷にひたっています。

[]タモリ倶楽部

マンホールを愛でようの回。眞鍋かをりさんの服装が無駄にいやらしかったのはともかくとして、世の中には色々なマンホールがあるんだなぁ…すばらしいなぁ…という回でした。無駄なマンホールをトマソン型と呼ぶのが笑えた。トマソンて久々に聞いた。トマソンとは野球選手で鳴り物入りで日本に来るも全く役に立たず、人間扇風機と呼ばれていた人でそれを転じて役に立たないものをトマソンと呼ぶそうです。

空耳アワーは安斎さんが遅刻で不在。久々に安斎さんの居ない空耳アワーを見た。あとここに安斎と書くたびにどの「あんざい」が正しい漢字なんだっけ…とちょっと悩むのですけど、まぁ安斎さんだから別に何でもいいか…って思います。安西とかでもいいよ。遅刻すんなよ。

[]新しい競技

パイプイスでひたすらにバチコンバチコン殴り合うパイプイスチャンバラという競技を思いついたのですがどうでしょうか。どうでしょうかっていわれても誰もが困惑すると思われるというか、書いてる俺ですら戸惑っているのであれなんですけども。

正統ルールはパイプイスでただ殴り合う。どの部分を使っても可。流血があった場合は流血させた方が負けになる。一本、効果、技ありで判定される剣道方式のルールです。

んで、とりあえずフリースタイルでパイプイスを使えば何をしても構わないというのがあって、パイプイスにフェースクラッシャーとかDDTとかパイプイスを抱えてライオンサルトとかそういうのをやる。投げるのは危ないので禁止。選手はマイパイプイスを規定に沿って制作し、それを持って戦う。

もう一個は審査的なあれで、パイプイスのクッション側で思いっきり叩かれて、そのクッション部分が抜けてパイプの間から出した顔に審査員がポイントをつける。そういう競技を、わたしは、やりたい。

2005-08-12

[]「センセイの鞄」 川上弘美

先生と生徒という関係からだいぶん年を重ねて、たまに会う飲み友達という関係になったセンセイとツキコさんの話。中高年の色恋話ってのはなんかものすごくドロドロしてるか、ものすごくさっぱりしてるかのどっちかが多いと思うんですけども、なんかものすごく純情で、ああこれはそういう色恋に発展しない関係を延々と書き続けるんだろうかと思っていると、だんだんくねくねし始めて、こっちはもぞもぞしながら読んでいた。

というか、淡々とっていうと語弊があるかもしれないですけど、それでもやっぱすごく淡々としていて、いつもの川上小説って感じなんですけども、読んでる方の色んな感情をものすごく揺さぶってくるので、なんかやっぱこの人はすげえなぁと思ってしまった。相変わらずある程度年を取った人の描き方が巧すぎる。

あと別になんのしつこい描写があるわけでもないのに、食い物が美味そうに見えるのが不思議だった。ただ単純にカツオの刺身だとかまぐろ納豆だとか鱈のチリだとかそういう単語が出てくるだけでものすごく食べたくなる。なんだかよく解らない。キヌガサダケすら美味そうなのであります。

すごくいい話だったってまとめるとなんか安っぽい感じになってしまうんですけど、もし死ぬ前に一冊だけ読み直してもいい本があったら間違いなく候補に入ってくる本だなぁと思った。あんまり面白いんでちょっとなんかずるいと思ったけど、やっぱ単純にこういう本がかけるというのがすごい。あと川上さんの小説にしては解りやすぎる程解りやすくて、それもまたいいなぁと思った。

センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)

[]はてな投げ銭について

ブックマークから投げ銭を放ることが出来るようになったらしいんですけど、なんか投げ銭って聞くと銭投げに脳内で変換されて、更にいうとそれはファイナルファンタジーの「ぜになげ」であって、ああ…9999ダメージ…とか思ってしまうので、もういっそ「はてなぜになげ」とかにして下さいってはてなアイデアに投稿しない。

[]反省

一応板垣漫画はバキも餓狼伝も通読していながら、今の今までジャガる及びジャガったなどの言葉の真の意味を知らなかったので反省していきたい。なんとなくは知ってたけど。

その代わりといってはなんだけど、これからは漫画などで死亡フラグの立った人のことを見たら「シグルった!」とか言っていく所存です。

[]ぼんやり

なんとなくぼんやりと解っているようなことを改めて分析とかされてこうこうこうだからこういう事なんだってはっきり説明されて理解した瞬間に醒めるってことが最近よくあるんですけど、そうやって理解した瞬間に自分なりの解釈というものが消えてしまったりするというようなことを感じるのが嫌というか、むしろ他人の解釈というか他人の思考経路を辿って回答に辿り着いてしまったようなズルした感が気にくわないんだろうなと思ったというか、全然まとまらないんすけど、なんかもう俺はめんどくせえ性格だなと思ったりするんです。何でもかんでもはっきりさせなくってもいいような気がしないでもない。

2005-08-11

[]村上和成代表取締役

新団体「ビッグマウス・ラウド」が9.11後楽園で旗揚げ戦

あのトンパチキャラの村上さんが社長レスラーっていうのにも驚きましたけど、決定済みの第一試合見て更に驚いた。

[第1試合]藤原喜明vs木戸修 ※レフェリー・柴田勝久

木戸修さん復活ですよ。レスラーの引退は眉に唾つけて聞けって言いますけど、まさか木戸さんの復活があるとは思ってもみなかった。見たいような見たくないような感じですけど、木戸修さんが天龍さんと同い年と知り、だったら大丈夫なのかなぁ…と思ったけど、天龍さんを基準にすると生態系とかに色々問題が生まれそうな気がするのでやっぱり心配です。

あと村上和成さんのニックネームは平成のテロリストなので…っていう妄想をしたのだけど、なんとなくすごく怒られそうだから書くの止めました。すごい酷いこと書くところだった。普段はものすごくいい人だっていうのはよく聞いてるんですけどね。あと藤原組長は昭和のテロリストで組長はテロリストという話になるわけで今更だけどなんだか恐ろしい事じゃなあと思いました。

[]君は時の涙を見る

なんとなくZガンダムが見たいなぁ…などということを最近思っていてそんでぼんやりZガンダムの事を考えながらテレビ埼玉を見たら思いっきりZガンダムが再放送されていて怯んだ。しかももう既にZガンダムが登場していたので、かなりの話数見逃していることに気がついてちょっと落ち込んだ。

そんでこの時間帯はもしかして面白アニメの放送時間帯なのかと思い調べてみたところ、火曜…バジリスク、水曜…Zガンダム、木曜…プレイボールとなかなか充実しているなと思っていたら、金曜日が萌えよ剣ってなっててズコー!ってなりました。なんだこれは。

あとクワトロ先生の服装がノースリーブだったのでもう一回ズコー!ってなっておいた。

[]今に溶けるぜメビウス

本サイト閉じていい機会だからハンドルネームを長州日記とか竹内日記とか日記道三とかにしようかと思ったけどさすがにそれはどうかというか、その手のハンドルネームの方がいたことを思いだしてすんでの所で思い止まった。というか暑すぎて脳もメビウスもとろけそうです。

[]コロコロ世代

風呂洗剤のコマーシャルで「こすらずつるぴか」という言葉を聞くたびに「ハゲ丸…」って思ってるのは俺だけではないだろうと思っている。

[]裸族になれない俺

今「羅族」って変換したので、これは常日頃阿修羅及びアシュラマンのことばっかり俺が考えているせいだろうななどと考えた事はさておき、はてな界の全裸皇こと田中さんの裸族に関するエトセトラを読んでいて、思ったことがあったんでつらつらと書いてみる。

俺は今までの人生の中で、数々の「自分は家では裸族だ」と公言して憚らない人達に出会ってきたわけですが、その度になんとなく不思議なものを見るような視点で見てしまっていて、なんというかその意味が全く解らない…と思っておりまして、しかし、自ら実践してみなければわからぬ…と思い家でやってみたこともあるのですが、まず、裸だと落ち着かない。これは慣れれば解消されるところではあるのでしょうが、これがまず一点。そして汗をかいた際に垂れ落ちる汗を吸収するものがないというところで一点。あとこれが最大のあれなのですが、ピタンピタンするじゃないですか太ももに。あれが。あれを一体どうしているのか。裸族男子は。ハッスルハッスルビターンビターンですよ。太ももにチンコがビターンですよ。あ、やべえチンコとか書いてしまった。

あと寝るときにもなんか変な気分になりませんか裸だと。俺一人で寝てるのになんで裸なんだろう…ってものすげえ落ち込むのは俺だけか。あと夏場だととんでもないところを蚊に刺されかねない。デリケートなところとか。チンコとか。あ、またチンコとか書いてしまった。

でもなんか、裸族って響きがいいような気がする。真似したくなるような響きがあるというか「俺、家では裸族なんだー」って言ってみたいような気もする。だから俺も頑張ろうと思った。思ったけど上半身裸すら堪えられない貧弱極まりない精神しか持たない俺としては、とりあえず袖をまくったりしてとりあえず日向君的なそれから、ちょっとずつ裸に近づいていきたいと思います。裸になればきっと違うステージに上がれるのだろう。

あと俺の古い友達に夏も冬も常にトランクス一丁に靴下常用という人がいたのだけど、あれもある意味裸族なのだろうか…などと言うことに思いを馳せてみた。多分あの人は俺が帰ったあとトランクスだけ脱いでいたと俺は思っている。

追記…イメージだけで書いたのでチンコがビターンは言いすぎだという事に気がつきました。誇大表現だった。お詫びして訂正します。あとまたチンコとか書いてしまった。それを言うならば睾丸の方を気にするべきだった。あとこれで三日連続睾丸とか書いているので誰かに怒られるんじゃないかとビクビクしている。

2005-08-10

[]「まどろむ夜のUFO」 角田光代

表題作は実質的なデビュー作って事で、こう、なんだかもやもやーんとした感じの雰囲気の中で遠回りをしながら、解るようで解らないような何かを書くというスタイルはもう最初っからのものだったのだなぁと何故か一人納得した。というかこの説明だとわけ解らんですけど、なんとなく感覚的な小説だと勝手に思っているのでこんなわけの解らん感想を書いてしまう。

短編が三つ入ってるんだけど、どれも自分が自分でないようなふわふわした感じというか、何かよく解らないものに突き動かされて、その流れで生きている内に何かを掴むというか何かを見つけかけるような所で終わる。とりあえず気持ち的に入り込んで読めるような文章じゃなかったけれど、なんとなくこの人の感覚って男っぽいような気がします。自分の内面の描写がさっぱりしてるせいかもしれないけどそんなことを感じた。

あと最後の一編は短いのだけど、部屋を探す男女の話で、この中に出てくる男はある程度納得出来れば住めればなんだっていいくらいの感覚で、女はそれに反発するというか必要以上にそれにこだわるという話なのだけど、なんか俺も住めればなんでもいいやくらいのことしか思ってなくて部屋を探すときにいつもいつも揉めてたなぁなんて事を思い出したりした。

まどろむ夜のUFO (講談社文庫)

まどろむ夜のUFO (講談社文庫)

[]またひどいの

昨日の睾丸丸に続いて岩本睾丸というのを思いついたのでちょっとまずいと思った。睾丸流。多分虎眼流に聞かれたらアゴ吹っ飛ばされる。

[]新商品

「梅干しの種の中の白いやつだけ取り出して集めちゃいました」

甘栗むいちゃいましたと同じノリでお願いします。

[]本サイト停止につき、あげ損ねてた書きっぱなしの話を書きっぱなしのままで

昔、音楽の授業というのが、とてもとても苦痛でならなかった。合唱やらなんやらはまだよかったのですが、リコーダー、要するに縦笛を使った授業というのが嫌で嫌でしょうがなかった。当時、音楽を担当していたのは中年をちょっと過ぎたくらいの女性教師であり、僕が何かと反抗的な態度を取っていたこともあって、目の敵のようにされていた。それもあって音楽が嫌いでした。

で、そんな感じで嫌々縦笛を吹いていたりしたある日、二人一組で一曲演奏するというような授業があって、一応それなりに練習してみたのだけど、あんまり上手く行かなかった。笛が上手く吹けなかったんです当時の僕は。で、僕の相方もあんまり上手い方ではなかった。当然、試験というか演奏を披露する段になってもなんだかちぐはぐで上手いこと行かなかった。

僕らとしては、諦め半分でもうこればっかりはどうしようもないよな…くらいにしか思っていなかったのだけど、その音楽教師は「あーた達は真面目にやらないから出来ないのです」みたいな感じで、もの凄い勢いで怒っていた。そこでまた、素直に聞いていればいいのに僕らがまた反抗的な態度を取ってしまったわけで。

当然音楽教師はますます興奮して「あーた達ちょっと残りなさい」ということになりました。休み時間も潰されて、なんと次の授業にまで引っ張られてしまった。次に音楽の授業を受ける他のクラスの人間達の前で僕たち二人は居残りで笛を吹かされていました。屈辱でした。耐えられなくなった僕たちはめちゃくちゃな勢いで笛を吹き始めました。もうなんだかよく解らない勢いで笛を吹いていました。そこで奇跡が起きました。その演奏はまるで神懸かり的で、聴くもの全てをうっとりと感動させました。そして、その場に居合わせた全員がスタンディングオベーション。いつまでもいつまでもその拍手が鳴りやむことが無く、気がつくと皆泣いていました。感動で。

というのは言うまでもなく嘘なんですけども。奇跡はね、起こらないから奇跡って言うんやで…へへ…。とまぁ、わけの解らんことはさておき、実際の所は僕の笛がいわゆる仕込み笛になっておりまして、こう、吹き矢のような形で音楽教師の首筋にプッと麻痺針を吹きまして気絶したところに考える限りの悪罵の声を放った後に教室に勝手に帰ったのです。

というのも、もう全くの嘘なのですが、その居残りは適当なところで「もう戻っていいよ」と言われて終わりを告げまして、また居残りさせられるのも面倒だからと思い、表面上は恭順の姿勢を見せてその後は大きなトラブルもなかったんですけど、それだけ音楽が苦手という意識を持っていた僕が、数年後自らの意志で楽器を手にしてバンドなんか組んでいたりしたわけで、思い返してみると僕は音楽が苦手で嫌いだというわけではなく、あの音楽の教師が人間として嫌いだったのだということにそこで漸く気がついたのでした。

2005-08-09

[]「中学生日記」 Q.B.B.

これ中学生に読ませたらどんな反応するんですかね…。久住兄弟の四コマストーリー漫画なんですけども、この間読んだ「とうとうロボが来た!」より少し年齢が上がって中学生の人達の話。

買ってからもう三回は読み直してるんですけど、一回目はただただ笑いながら読んで、二回目はあーこういう奴いたわーとか全く同じ事してたわーとかいいながら共感しながら読み、三回目はなんか知らんけどものすごく切なくなった。もうこんな時代には戻れっこないんだなぁという意味での切なさなのか。別に戻りたくもないですけど。

元々久住昌之さんの作風が自意識を引っ張り出して、人の共通体験というか共通の心理みたいなのを形にして出すというタイプだと俺は思っていて、それの大人バージョンが泉昌之で子供バージョンがQ.B.B.なんだなぁという感想を持った。

というか、あまりに自分の体験と近いものがありすぎてちょっと怖いくらいなんですけど、これを面白がる人というのは多分似たような体験をしているはずで、なんか中学生ってやっぱ微妙な時期だったんだなぁと今更ながら実感させられる。そしてみんなが似たような体験してたんだろうなぁと思うとちょっと薄ら寒くなったり。サブタイトルが「一生で一番ダサイ季節」ですからね。どういう漫画なのかは推して知るべし。

で、途中で中学生が見たくないTV番組にNHKの中学生日記を挙げているんだけど、この漫画も中学生日記を見たくない中学生は読みたくない漫画だろうなぁと思う。いやでも解らないな…この時代真っ只中にいる人たちが、その時代そのものを笑いに変えられているのを読んでどう思うのだろうか。まぁそういう人の気持ちなんかはともかくとして、とにかく面白い漫画です。中学生だった人はみんな読むべし。でもこれも男子の話ばっかりなんで女子だった人が読んで同じように面白いのかは解りません。多分面白いんだと思います。

とりあえず俺は、なんか自分の話に興奮し始めて「そしたらさ」が「そしたらしゃあ!」ってなってしまうところで十分くらい笑い続けたので死ぬかと思った。そしたらしゃあ!て。いまだにそういうときありますよね。ちなみに俺はハンザキみたいな奴でした。ボーズみたいなんははちょっと嫌いだった。

中学生日記 (新潮文庫)

中学生日記 (新潮文庫)

[]ひどい

甲賀忍者の睾丸丸というのを考えてしまってなんかもう俺はどうしようもねぇなこりゃ…と思った。こうがんまると読みます。睾丸忍法を使います。とりあえず伸びる。ちょう伸びる。あといろいろ。知らんわ。

[]500バイト

以前にリリー・フランキーさんが「i-modeのメールは250文字だけど、それくらいあればいいたいことはほとんど伝えられる」みたいな事を本の中で言っておられて、なるほどと思ったんですが、よく考えてみるとそれには言いたいことを簡潔にまとめる能力みたいなものを自然に使っているのではないかと思ったりした。

考えてみれば携帯メールのはしりというか、i-mode以前のドコモ使ってた頃はショートメールである程度事が足りていたのですよね。50文字ですよ。でもそれはそれなりに意志の疎通は図れていたように思えます。

つまり制限された環境の中でなんとかしようとするから、結果としてなんとかなっているわけで、こうしてこういったところに書く文章ももっと短くまとめようと思えばまとめられるはずなのだと思われます。でも制限がないので冗長に思い浮かぶ言葉をそのままに書き記していってしまうわけですが。

ということは、携帯メールから更新すれば自然とまとまった簡潔な文章が書けるのではないかというところに辿り着いたわけです。そうして、そのような訓練を重ねていくうちに自然と250文字感覚というのが身に付いて、その中でまとめていく技術というのが磨かれていくのではないでしょうか。いずれPCからの更新であっても、書いていて「ん…250文字…」という感じで250文字感覚を発揮してそれくらいの短めでまとまった文章が書けるのではないでしょうか。

というようなことを考えていて、なんかその普通に書いてて250文字とかが解るというのは料理人が手の感覚だけで調味料をぴったり何グラムとか取ってしまう感覚っぽいよなぁと思っただけで、むしろそれメインで書こうと思ったのにいつの間にか前置きが長くなってしまったので非常に残念な感じというか、この文章は250文字以内に収めてこそ綺麗に落ちる文章だったんじゃないかというような気がしてきた。というか、その前に今時の携帯は文字数制限とかあんまりないっぽいですよね。なんとなくそれは知ってた。知ってたけど思いついたからだらだら書いてみた。

2005-08-08

[]はてなダイアラージャンプ漫画百選?「影武者徳川家康」

影武者徳川家康 (1) (ジャンプ・コミックス)隆慶一郎の原作を原哲夫が漫画化した戦国時代漫画を百選の一つに挙げたいと思います。

同じ布陣で一夢庵風流記を花の慶次として描き、それなりの成功を受けて今度は隆慶一郎の最高傑作とする人も多い「影武者徳川家康」を漫画に…ということで、連載当時の期待感というのはかなりのものがあったのではないかと思われます。しかし今でこそ隆慶一郎の小説は一通り読んでいる自分もこの頃は隆慶一郎という人を知らなかった。花の慶次の原作者であることは知っていたけれども、結局北斗の拳における原作者の武論尊みたいなものだろうな…などと思いつつ、何がどうなっていくのかなんて事は全く知らずに読んでいた。

一応、一通りの戦国時代に関する知識を持っていた自分は、徳川家康の天下取りには影武者の暗躍があったのだ、くらいの事を描く漫画なのかな程度の感覚で読んでいたところ、いきなり家康は暗殺される。関ヶ原の合戦の開始直前に徳川家康は殺されるのである。内府討ち死にですよ。えーですよえー。いきなり何をしてくれてるんだこの漫画は…と思わない方がおかしい。そしてこの後一体どうするつもりなんだ…!って、釘付けになるのも当然、もうこの時点で隆慶一郎の手のひらに乗せられてしまっていたのです俺は。そしていまだに乗ってるんですけど。戦国漫画はあっという間に戦国サスペンス漫画に。というか、もうこの1巻が最大のクライマックスといっても過言ではないのです。終わってから考えてみると、この漫画にとっていきなりクライマックスというのは致命的だったのかもしれませんが。

ここでこの物語のもう一方の主人公、島左近勝猛と甲斐の六郎が出てくる。島左近配下の忍者である甲斐の六郎は家康を暗殺するという歴史そのものをひっくり返すことをやってのけ、その際に手傷を負うのですが、その部分の台詞に俺はかなり影響を受けたので引用しておきます。

己れが肉体を一個の物体として視る これが忍びの第一条件である

終始 他人の体を扱うような冷静さで あるがままに視て 正確にその能力を測らねば忍びは死ぬ

そうして六郎は己の傷を動くか動かないかで判断し、痛みに囚われることなく任務を遂行するのであります。これに影響を受けて俺はその後、膝の皿を割るような重症を負いながらも「む、まだ動く」などといって行動し、その結果大変な目に遭ったことがあります。超痛かった。俺は忍者ではなかった。そして銃で三発撃たれ、槍で三回刺され、体中にハリネズミのように矢を受け、さらに二発の銃弾を撃ち込まれても死なない島左近もものすごいのですが、この人に関しては後述します。

影武者徳川家康 (2) (ジャンプ・コミックス)その後小早川秀秋の原漫画によく出てくるタイプの理不尽なアホッぷりを脅しつけて抑え込んだりしたり、軍配を強く握りしめすぎて血をポタポタたらしたり(大豪院邪鬼的感情表現)しながら、影武者が家康に成り代わって、なんとか関ヶ原の合戦に史実通り勝利する。ここまで二巻。

勝利して一安心…と思っていると、休む間もなく影武者の世良田二郎三郎はしばらくの間、徳川の天下を根付かせるためにも徳川家康を続けなければならなくなってしまいました!まぁ大変!いかがなさいましょう!って、軽い感じで書くと非常に軽いのですが、そこはそれ、原哲夫の重厚な絵で重苦しく話は進んでいくのです。

そして、この漫画における最悪の敵である徳川中納言秀忠と柳生宗矩は三巻のラストでようやく登場するのであった。この二人の最初の会合シーンは圧巻。家康の首を土産に持って現れた宗矩と顔が二つある男秀忠は父御(ててご)嫌いによって固い絆で結ばれるのでありました。というか、この徳川秀忠の描写がモロに原哲夫風味で解りやすい悪役としてインパクトがありすぎる。なにせ顔が変わる。このギャップを実写で表現するならば特殊メイクが必要だと思われる。もしくは別の俳優を使った方がよろしい。トキとアミバくらい違う。そして宗矩のラオウ顔。いまにも「うぬ」とか言いそうな柳生宗矩。ラオウ=敵という認識で概ね間違ってないのだけど、この漫画では黒田長政も微妙にラオウ顔なので注意が必要だったりする。

そして二郎三郎の元へ塩漬けの家康の首を送りつける秀忠。どんだけおまえはサイコなんだ。秀忠は家康がいなけりゃ自動的に自分の天下だと思っているからこのような展開になるわけですが、そう簡単にはいかず秀忠は自分の器の小ささを思い知らされることになる。そうしてますます、漫画版秀忠は凶悪顔になっていくのであった。急に暗黒面が出てきそうになって必死に抑え込んでる秀忠はもうなんかジョジョのドッピオみたいで面白怖すぎる。

そして五巻、六巻になるともうあからさまに表紙が島左近メインになっており、原哲夫は島左近が描きたくてしょうがなくなってしまったのでは…とこの辺りから薄々感じ取ることが出来る。五巻の時点で第一部完という事は解っていたので、ただ単に俺の描いた島左近てケンシロウみたいで格好いいべ?っていうノリだったのかもしれない。

影武者徳川家康 (6) (ジャンプ・コミックス)とりあえず六巻のラスト、影武者二郎三郎と島左近が手を取り合うというところで、これからは力を合わせて小悪党中納言秀忠と闘っていくよ!っていう感じになり、打ちきり感もろだしで終わってしまうんですけども、当然原作はこの後しばらくは続いており、二郎三郎の死というところまで話はあるので、マンガ版に関してはこの後半の割と地味目な展開の人気が出ずに打ちきりだとずっと思っていたのだけど、その後月刊ジャンプに場所を移し、島左近を主役にした「SAKON」という、ただでさえとんでもない原作をさらに北斗の拳風にアレンジしてしまったのを読んで「あれ…?たしか長い時間がかかっても完結まで描くつもりですとか言ってなかったっけ…?」って、結局原哲夫が北斗の拳風味の俺が主人公補正かけた俺の島左近、もっと言えば原左近を描きたいがために、こんなところで終わらせたのではないかという疑問が浮かんできたりした。

その「SAKON」というのがまたとんでもない漫画で、その中での島左近はあきらかに超人化しており、パーフェクト島左近+甲斐の六郎ならば夢想転生モードのケンシロウすら一蹴しかねない勢いなので、これはこれで読んでみると面白いと思います。それについても同じくらいの分量を割いて書きたいところなのだけど、百選ルールから外れてしまいそうなので差し控えさせて貰います。とりあえず花の慶次からSAKONまで一通り読んだら「島左近対前田慶次」という一騎打ち妄想は必ずしてしまうと思われる。あとこの漫画における「柳生裏忍び雪崩萬獄」は必見。見ろ!人が壁のようだ!という感じです。原哲夫ご乱心です。

そして原哲夫と週刊少年ジャンプという視点でこの漫画を見ると、北斗の拳で一世を風靡し、CYBERブルーでちょっとコケたけれども、花の慶次でまたまたヒットを飛ばして割と順風満帆な感じのジャンプ作家であった原哲夫が崩れる元凶となった作品なのではないかと推測することが出来る。普通に考えると原哲夫と隆慶一郎というのは決して相性は悪くないと思われる。絶対的な強さを持った主人公というものを描かせたら天下一品というのはこの二人に共通してる点であると思われるし、主人公補正がものすごく強力で超人化して強くなりすぎるというのも共通している。それに男臭さみたいなのが大好きな二人だし。

実際にこの後原作通りに続いていれば流れ的に超人六郎を主軸にした派手な忍者漫画になり、人気も盛り返したかもしれないのにその前に打ちきりの憂き目にあい、そのすぐあとに原哲夫オリジナル作品である「猛き龍星」という「漢」と書いて「おとこ」と読む的漫画を描くも全く奮わず、原作無しの原哲夫はちょっとやべぇということを皆に軽く認識させることになってしまい、週刊少年ジャンプからは見切りをつけられたような格好で月刊ジャンプに移動して前述の「SAKON」を描くも、隆慶一郎死去後の作品ということで、ほぼ原作無視して原哲夫オリジナル展開で暴走、またもや打ち切られて終わってしまい、その後ジャンプからは降りてちょっと迷走したのち、結局原点回帰して武論尊監修で北斗の拳のような「蒼天の拳」をコミックバンチで描いているという現状であるはず。ここまでで原作のついていない原哲夫はどこに行ってしまうか解らない暴走漫画家というイメージを確定させてしまったように思われる。

結局この人は、ケンシロウや慶次といったわりと無骨で戦闘が得意なヒーローを描くのは得意だけども、どちらかというと内面的な苦悩メインであるというか、露骨な暴力に頼らず政治的な駆け引きみたいなのが描かれている「影武者徳川家康」という小説にこの人は負けたというか、この人は負けてないけど大多数のジャンプ読者は原哲夫にそれを望んでいなかったということなのか、そこら辺はよく解りませんけれども、俺にとってはすげえ面白いのに打ちきりになった漫画として強く記憶に残っており、いつの日にかきちんとした続きを描いてくれないものか…など思っていて、「SAKON」と原作含めて思い入れという面ではかなりのものがあるので、百選として書かせてもらいました。

あとジャンプでわりときっちりした性描写をやったのってこの漫画が最初なのでしょうか。あのシーンはかなり衝撃を受けたのを覚えています。えージャンプなのにいいのこれ?って思った。「う…上様~~…」言うてましたからね。いや、花の慶次でもあったかな。ってなんつう締めだこの文章。

リレーなのでバトンを回すよ

オーシマさん(id:nekoprotocol)からのノールックパスを受けて、俺もノールックパスでシュピーンとバトンぶん投げようかと思ったんですが、怖じ気づいて数少ないお知り合いにお伺いを立てまくった所、ようやく田中さん(id:foreplay)に了解を貰えたのでバトンぶん投げさせて貰います!よろしくお願いします!

[]PRIDE武士道~其の八

高田延彦のヒョードルの呼び方はなんか変。ということで、もう三週間くらい前だったような気がしますけど、ようやく武士道見られた。武士道はみんなキャラ立ってて面白い。

五味は武士道初判定勝利ですがとりあえず勝って、川尻も苦戦しながらなんとか勝って、ってあの踏みつけの時に思いっきりロープ掴んでたんですけどあれはありなんですかね。俺は川尻さん好きなので別に何でもいいんですが。長南は負けてしまいましたがフィル・バローニというかハンマーハウス勢は何故か応援してしまうので良かったっす。喜び方が幼くていい。足関十段の負けっぷりはちょっと悲しかったですけど、やっぱもう武士道といえば美濃輪育久に注目せざるを得ないですよね。

川、海ときて今度は山で特訓する美濃輪。特訓方法もわけ解らんけど、発言がなんかすごかったので適当に文字起こししておきます。

この特訓の意味は?と訊かれて。

自分なりの自然体という自由ですね。世界平和っていう、言葉、よく考えたんですけど、世界平和を…じゃなくて、世界自由を目指した方がいいんじゃないのかと思いましてね。ま、世界平和の中の自由ですね。

あの、ちょっと、キン肉マンの話なんですけど、モンゴルマン知ってますか?あの、あれのマスクっていうのが

ここでVTR切られているのであれですけど、多分あのマスクは木で出来ていて、そのマスクが持つ自然のパワーで廃人同様のラーメンマンは闘うことが出来たので、自分も自然のパワーをもらって闘いたいというようなことが言いたかったんだと思います。解りますよ美濃輪さん。非常に解りやすい例え話です。

そして試合に勝って、普通相手の選手やら相手陣営に挨拶に行くところを、日本国旗マントのヒモを結ぶことに夢中になってる美濃輪。「SRF8回(スタンディングリアルフィストハッカイ)」が10回になる美濃輪。あれ多分やってるとき頭の中で一生懸命カウントしながらやってんでしょうね…。あと入場の時のタンクトップはキン肉マンを意識していたらしいです。多分この人がよく口にする「リアルプロレスラー」ってキン肉マンのことなんでしょうね。頑張ってください。応援してます。火事場のクソ力です。マッスルスパークです。

2005-08-07

[]「婆沙羅」 山田風太郎

山田風太郎版超ダイジェスト太平記です。正直太平記とかあんまり知らないんで平気かな…と思ってたんですけど、わりと楽しめました。自分の歴史知識というのは大まかにいうと、NHK大河の独眼流正宗及び武田信玄、中学くらいの頃に読んだ吉川英治先生の新書太閤記、宮本武蔵、あとは信長の野望における攻略本、小学校の図書室に置いてあったやっすい歴史漫画で出来ており、源平やら足利時代においては知識が社会科の歴史レベルなので、この辺の時代ははっきりいって正確には把握してないところが多すぎて、山田風太郎先生の手にかかって太平記がどう面白くなったのかというのが解らずにちょっと残念だった。

序盤の後醍醐天皇が行ったわけの解らない儀式の場面で、ちょっと期待感を持ったのだけど、その後は佐々木道誉が婆娑羅大名っぷりというか、小ずるい役回りでもって右往左往する様をただ見ているだけで、なんとなく山風小説っぽくないなぁ…と思った。しかし、太平記はここで終わるのだけど…という部分のあとのおそらくオリジナル部分でいきなり本領発揮して来るので油断していたこっちとしては滅茶苦茶たじろいでしまったわけで、ちょっとなにこの足利義満…!という結論に終わってしまうのでありました。義満なんか殆どでてこないのに。

婆沙羅 (講談社文庫)

婆沙羅 (講談社文庫)

[]「やけくそ天使 1~3」 吾妻ひでお

むむむ…無茶苦茶な漫画だなぁ。面白いとか面白くないとかそういうあれじゃなくて、なんか読んでて圧倒された。とりあえず軽いエロとグロがかなり入ってるので引く人は引くと思うんですけど、なんかもう主人公が突っ走りすぎて何がなんだかよくわかんないんだけど、ただ読める。勢いだけで描かれてるような気もするんだけど、結構考えてるところもあるような…ないような…いやないかな…とりあえず可愛らしい女の子が描けて、なおかつ無茶苦茶で荒唐無稽なSF的展開とアグネス・チャンによって成立してる感じの漫画でした。でもまぁ後半というかこの文庫版だと三巻辺りからだんだん面白くなってきてた。

所々出てくる吾妻さんの日記部分はかなり面白かった。あと俺はこの人の漫画に出てくるマスクした暗い人が好きなのだということに気がついてちょっとたじろいだ。この文庫版は毎巻解説がついてるんですけど、こういう漫画描いてるけど吾妻さんはとても真面目で実直なんですみたいなことを全員が全員書いていてそれがちょっと面白かったです。あとこれ読んで失踪日記読んだらなんかちょっと切なくなったっす。

やけくそ天使 (1) (秋田文庫)

やけくそ天使 (1) (秋田文庫)

[]暑いって言ったら百万円な

寝ようとしたのだがあんまりにも暑すぎるので、自分がベッドに横たわっているのではなく、氷の上に横たわっている妄想をしてみた。ひんやり涼しい。ってそんなわけないんですけど、昔の偉いお坊さんは火に焼かれながら「心頭滅却すれば火もまた涼し」って言ってたっていうし、これは俺の集中力が足りないのか…と思い、シューチュー!シューチュー!って、部活動の応援よろしく心の中で唱えてみたもののそんなん余計に集中できんわ!という話でありまして、更によく考えてみれば火が涼しいというのは人間として間違った反応じゃないの、せめて熱くないなら解るけど、涼しいってどういう事ですか和尚さんよ火は涼しくねえと思うよ、という感じで悶々としていたらじわじわと汗をかいてきたので、これは汗じゃなくて氷が溶けているのよ、そうね心なしかひんやり涼しい、って全然涼しくねーっつう話でして、そもそも氷の上なんかで寝てたら体温で氷が体の形にとけて、古典的漫画表現みたいに人が地面に落っこちてそのままの形で突き抜けてしまうみたいな感じで氷の中に埋まってしまって大変なことになっちゃうんじゃないのかよ…などと思ったり思わなかったりしつつ、呆然と考え事をしながらウトウトしていたところ、なんかものすごくひんやりしてきたので、おおこれが心頭滅却なのか…!などと思っていたら、あまりの暑さに無意識の内にクーラーをつけてしまっていた自分というものに気がついて割と真剣に驚いた俺がいて、さらには一時間で切れるようにタイマーがセットしてあったので、俺の無意識もなかなかの倹約家だのうと思った。

[]蝶野正洋さん

ワールドプロレスリング鑑賞。もうひと月くらい経つんじゃないの…という感じですがようやく藤田和之vs天山広吉のIWGP戦を放送。とりあえず藤田さんはマスカラスばりに天山の技をほとんど受けないのでなんかもう圧倒的な力の差みたいなのを感じた。実際どれくらいの差があるのかは解りませんが。というか、まともに試合して負けたのってNWFの時の高山戦が最後だったかな。G1で川田と絡んだらどんな試合するのかだけが楽しみではあるけど実現すんのかなぁ。

あと、最後に橋本真也合同葬の様子が一瞬だけ流れてたんですけど、マイクを通してまともな声で喋ってる蝶野正洋さんというのをものすごく久しぶりに見られたので非常に良かったです。この人いっつもがなってるかぼそぼそ喋ってるかのどっちかですものね。

2005-08-06

[]「夫婦茶碗」 町田康

唐突に町田康さんの本が読み返したくなったりするので、ひっさしぶりに再読してみた。少なく見積もってももう三度は読んでいるはずなのだけど、表題作の夫婦茶碗は読み返す度にいい話に思えてくる。最初に読んだときはちゃわおっしゃーとかゾルバとかしょうもない駄洒落の応酬とか鶏卵をちゃんと並べなさいとかそこら辺しか記憶に残らず、もう一つの人間の屑という話の方が解りやすかったので、いまいちという感じの印象だったんすが、解りにくいけどこれ、非常に良くできた話だった。良くできてるって言い方はなんか違うかもしれないですけど、なんかもう最終的にきちんとメルヘン出来てると言うことに気がつくのが俺は遅かったので、やっぱり読解力がないと思わざるを得ないので、非常に残念な感じなのです。主人公のダークさというか、多分この主人公は外から見たら非常にまともな人なんだろうけど、思考回路が良くも悪くもメルヘンなのであって、嫁に関しては存在そのものがメルヘンなので全体的にメルヘンチックな小説なのであります。

しかしながら、主人公のガツガツとした一人称で描かれている小説だからして、もしかするとメルヘン旦那のメルヘンフィルターを通して妻を見ているからメルヘンなのかもしれず、そこら辺はどうにも解らないところなのでありますが、ともかくメルヘンなのでありますよ。ええ。

あと人間の屑にしてもそうだけど、最近の町田康さんというのは微妙に文体を変えてらっしゃるのだなぁということをなんとなく思った。今の文体もよろしいですが、この頃の文体というのは内容の良さもあるんだろうけれどもなんか鬼気迫るものがあって非常に好きなのです俺は。

夫婦茶碗 (新潮文庫)

夫婦茶碗 (新潮文庫)

[]「大山倍達、世界制覇の道」 大山倍達

すごいタイトルの本です。ゴッドハンド、マスターオブカラテ(今考えた)こと大山倍達先生が極真空手を世界に広めるために世界中をロードしながら戦っていくという内容の本で、やはりちょっと凄まじかった。もはや伝説となっている山ごもりして俗世への未練を断ち切るために片眉を剃り落とすという話や、牛を一撃の下に殺した話、吉川英治の宮本武蔵にいたく感銘を受けて、吉川英治宅に押しかけ門前払いされながらも会ってくれるまで三日間座り通した話などがあり、さらには大山先生、ゴリラに勝ってます。ゴリラですよゴリラ。極真空手恐るべしとしかいいようがないです。

とりあえず最初のアメリカ遠征編での、相手は力道山より強いと持ち上げておいて、それに自分が勝つから俺は力道山より強いという力道山論法でちょっとこの本、まずい方向の自慢話ばっかりになるのではないか…と思い、実際自慢話ばっかりでとにかく俺はすげえよ的な本だったんですが、大山先生はここに至るまでに多数の本を書いておられたようで、文章が非常にこなれていて面白く読むことが出来ました。アントニオ猪木さんの自伝の時にも思いましたけども、やっぱ一つの道を究めて突き抜けた人というのは言葉の重みが違うというか、なんか似たような雰囲気を持ってしまうもんなんだなぁ…という感想を持ちました。すごい。

大山倍達、世界制覇の道 (角川文庫)

大山倍達、世界制覇の道 (角川文庫)

[]カテゴリースペシャル

格好いいとかかわいいなどの褒め言葉と格好悪いとかブサイクなどのけなしの間には普通しかないような気がしてたんですけど、そこの間に面白い顔というカテゴリを作ると色々便利というか、なんかもっと楽しいんじゃないかなぁなどということをぼんやり考えていた。

[]タモリ倶楽部

鼻唄とパソコンで作曲をしてミリオンヒットを狙おうの回。とりあえず角田信朗さんは空手家としては嫌いではないんですけど、桑田佳祐さんのマネをして歌う人というのが俺としては全く持って受け入れられない存在なので、かなり苦痛の三十分でした。

2005-08-05

[]「シガテラ 6」 古谷実

なるほど…。要するに色々悩んで色々な事があったけど、それなりに普通の大人になりました!わーい!やったね!っていう話でいいんすかね。最後の最後に荻野君は自分で「僕はつまらない奴になった」つってるけども、元々全然特別でもなんでもない人だし、多少は変なことに巻き込まれたりもしてるけれども、それとて自分から望んでおこなったことなんかなにひとつなく、流されるままにされてただけだし、ただ一つ特別だったのはめちゃくちゃ可愛くて、頭も良くて、自分のことをとても好いてくれる彼女がいたということくらいで、結局の所何一つ変わっちゃいないんじゃないかと思った。そこで荻野君が特別だと思うことはやっぱりバイクであって、そこら辺も含めて特別成長してるようにも見えない。ただまぁ、そういうもんだっていわれりゃそういうもんだろうけどもさ。

つーかまぁ、このお話は切り取り方一つでどんな話にもなりうるんだろうし、悪意だの青春の暗部だのという受け取り方をする人というのは、元々この漫画はそういう部分をなるたけ抽出するようにして描かれてるんだろうから、そういう受け取り方をしても間違っちゃいないんだろうけども、なんだろ、普通の人の普通の話だったんだなっていう感想しかもてん。俺の感受性が足りないのか。

んでまぁ、最終回の前の回でああいう引きをやっておいてああいうラストにしたというのは、この漫画のなにか起こるかもしれないけれど結局はなにも起こらない、特に荻野君と南雲さんに関してはそうだったと思うけれど、ともかくそういう流れだったから、最後の最後になにかを起こらせないとここで終わらせる事が出来なかったんではないかなぁと思った。

あと、昨日の夜に男はやっぱ金だろうな…うん…やっぱそうかもしれないよな…などということを一人考えていて、それはもう観覧車での荻野君の思考に完全にシンクロしててあーあーなどと思いつつ、こいつは端から見たらなんだか滑稽であるなぁと思ったりした。うーむ。つーかあれですよね、結局古谷実さんの漫画に必ず出てくる、主人公を必ず好きになる女の子というのはどうして主人公のことを好きになるんでしょうね。そこら辺は結局この漫画でもあかされなかったんでなんかもやもやした。

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

[]「僕らはみんな生きている 1~4」 山本直樹 一色伸幸

原作付きって事でなんとなく読んでなかったんだけど読んでみたら見事に山本直樹だった。原作付きっていう言い方はスカート付きみたいだなぁと今思った。そんなことはともかく、東南アジアに5日の予定で出張した建設会社に勤めるサラリーマンが色々なことに巻き込まれて、帰れなくなって色々考えちゃうお話です。

なんというか、ものすごいイメージだけで描いてるリアルサラリーマンの話って感じなんすけど、出張先の発展途上国の描写とか、結構簡単にぶっ壊れてしまう人とか、元々の変態とか、あとエロとかそういうものの描き方がいつもの感じで、なおかつ話はがっちりと出来上がってるというか、地盤がしっかりしてる話でかなり読み応えがあった。エロはわりと控えめだったけども。

不幸というか自業自得というかとにかくなんか嫌な感じに流されていく主人公のなんかあらがえない感とか、急激に話の展開が変わっていくんだけどそっからごんごん引き込んでいく話の展開とか、全体的にダルダルなんだけど中だるみはしていなくて、んでまぁ、いつものことだけどきったないオヤジとか可愛らしい女の子の描き方も気合いが入ってる感じで、特にジャングルのシーンとかは今の山本直樹さんからは考えられない黒さというか描き込み具合にちょっと感動したりした。伏線はってちゃんと拾ったりしてるし。そこら辺は原作付きのおかげなんでしょうか。

まぁ最後まで読んでしまうと救いのない話ではあるんですけど、それでも結構なんかさっぱりした気分の読後感でした。

僕らはみんな生きている 1 いらっしゃいませ (ビッグコミックス)

僕らはみんな生きている 1 いらっしゃいませ (ビッグコミックス)

[]意味がない上にややこしい

最近の俺はプライベートモードのサブアカウントでここやミクシィやhtmlのサイトに書けないような自分の頭の中から漏れ出る事や色んなものを別のブラウザを使って書き留めて、今のメインアカウントのみ閲覧許可者に入れて、メインアカウントでサブアカウントに書いてることを見て、あーこいつホントひでぇなぁとか思いながら、葉巻を燻らせ、ブランデーを女性の鎖骨の窪みに注いでそれを飲んだりしつつ、ペットのサーベルタイガーの牙を撫でさすったり、たてがみをバリカンで刈ったりしながら生活してます。

[]死ぬまでに一度は言ってみたい

「あーら!手品みたーい!」って阿藤快さんのテンションで。

2005-08-04

[]「とうとうロボが来た!」 Q.B.B.

久住兄弟の合作漫画っすね。文庫になってたので初めて読んでみたけど、アホみたいに面白かった。基本的に四コマの子供時代のあるあるネタって感じなんですけど、いちいちツボを的確に突いてくるので何箇所かちょっと異常なくらい笑った。でもまぁ、人によっては笑いどころが違うと思うんで、一概には言えないと思うんですけど、個人的にはクロールの息継ぎでおもいっきりからだが上がる人と、チューペットがちぎれなくて後頭部を壁にぶつける人の所でげらげら笑った。こうして文章にすると全く面白くないので、この漫画の画風とネタが相まっての面白さなんだろうと思います。

わりと考え無しに行動してるように見える小学生の主人公が犬を飼いたくなったり、田舎に引っ越ししなくてはならなくなったりと、そんなんが漫画になって面白いのかと思うような設定なんですけど、普通に面白い。考えてないようで些細なことを気にしていたりするのが子供で、そういうのが解ってるんだけど忘れかけてるのが大人で、なんかもうそこら辺がものすごくリアルというか、なんかもう自分の子供時代のことを間違いなく思い出させてくれるいい漫画です。つーか完全にこれは男視点ですけども、女の人がこれ読んでも面白いんですかね。また違った面白さなのだろうか。まぁ、そこら辺はともかくとして、普通に傑作です。いい漫画読んだ。

とうとうロボが来た! (幻冬舎文庫)

とうとうロボが来た! (幻冬舎文庫)

[]病んでる

唐突に毛をむしったニワトリの中に入れられて蒸し焼かれたいなどというわけの解らんことを思ってしまったので、なにこれちょう気持ち悪いと思った。

あと毛をむしられたニワトリは長州力に似ているんじゃないかと思ったけど、どうなんだろうか。ゆっくり考えたい。

[]口惜しい

そのうち山田風太郎作品がアメリカに目をつけられたりして、忍者ブームが巻き起こりハリウッド版魔界転生などが作られるのではないかと想像してみた、というか、本当は石川賢バージョンの魔界転生を読んで、ここまで無茶やっても許されるというか、俺はヘラヘラしながら読んだので、そんならハリウッドでアメリカ人の考える魔界転生というものを作られたとしてもきっと俺は多分喜んで観るなぁと思ったので考えてみたのだけど、俺の知ってるアメリカ人で魔界転生させる人物としてしっくりくるのがビリー・ザ・キッドくらいしか思い浮かばず、それじゃあ単なる西部劇になってしまうじゃないですか…と思ったんですけど、なんかまぁ、それはそれでありなような気もした。女性の体から出てくるのはなんか倫理的に問題だとかいって馬の腹から魔界転生してくるくらいのことしか浮かばないなぁ。馬からうま、うまれたぁとかいうよ。俺がもう少しアメリカ人に詳しければもっとまともなハリウッド版魔界転生を考えることが出来るのに…!

[]はてなダイアリー代表決定はてな地下最大トーナメント

もうタイトルだけで出オチってしまいましたけども、「はてなダイアリーを代表するような日記?」というキーワードを見つけた俺が考えたのはそういう下らないことでして、これからはてなダイアリー代表決定トーナメントが組まれ、株式会社はてなのあるビルの地下闘技場で32人とリザーバーのカリスマはてなダイアラーたちが血で血を洗う闘いをしていくことになっており、凡庸なるはてなダイアラーである俺のような人間には全く知らされることなくそれは決定されるのです。

きっと全選手入場はIDでコールされるのであろうから、そのようなことをここに書こうと思ったのだけど、なんとなく色々角が立ちそうだから止めておいた。

2005-08-03

[]「ななこSOS 1~3」 吾妻ひでお

吾妻ひでおさんといえばななこSOSということらしいので読んでみた。そしたらものすごく真っ当な漫画でした。今まで読んだものに比べると、かなり普通というか、ものすごく面白いんですけどもなんかちょっと物足りないところもあったりした。でもまぁ、こういう普通の漫画が描ける人がああいう漫画を描いているのだと思うと読んだ意味は非常に大きかったような気はします。

とりあえず主人公のななこは気の弱い超能力少女という感じで、普通にとにかくいい子でして、んで貯金が趣味のマッドサイエンティストである四谷がななこをつかって金儲けを企み、そこにDr.石川だのDr.Oトモだのが絡んできてわやくちゃになりながらSFギャグマンガとしてお話は進んでいくわけですが、多分物足りなさを感じたのは不条理分が不足してたのだからなんだろうと思った。ギャグとかSFとかは十分すぎるぐらい散らばってるんですけど、無意味であるとか一見わけの解らない描写というのが少なく、その分きちんとした漫画になっていて、んでまぁ、普通の漫画としてもかなり面白かったんで、やっぱ吾妻さんの漫画って面白いなぁという結論に。とりあえず連載を続けていくと絵が上手くなっていくというのは普通にあることなんだと思いますけども、この漫画の場合ななこだけがというより女の子だけがやたらと画力向上してるような気がした。

この文庫版がどれくらい修正はいってるのか知りませんけれども、今読んでも普通に面白いんで失踪日記しか読んでない人とかは読んでみるといいんじゃないかなんて事を思いました。あと一巻の巻末のいしかわじゅんさんのコメントがものすごくよかったんで、多分あれ以上いい言葉は俺にはとてもじゃないが書けそうもないのでここら辺で止めておきます。

ななこSOS1 (ハヤカワJA)

ななこSOS1 (ハヤカワJA)

[]お母さんみたいに言ってやれ

「インターネットばっかりやってるとメタブロガーになっちゃいますよ!」

なっても別にいいけど。

[]デコ電→菅原文太

デコ電という言葉を初めて眼にした俺が菅原文太さんを思い出すまでの思考の過程。

デコ電→デコレーション電車→デコデコデコリン→アール・デコ→究極超人→白米→おにぎり→山下清→ランニング→走る→車→エンジン→木村拓哉→ホリ→モノマネ→マネマネ→ドラクエ→スーファミ→16bit→16才→青春→青い春→松本大洋→ピンポン→スマッシュ→オフスプリング→パンク→タイヤ→車→トラック→デコレーショントラック→トラック野郎→やもめのジョナサン→愛川欽也→ケロンパ→カエル→緑→森→鬱蒼→暗い→夜→星→一番星→菅原文太

[]似てないのに

MCハマーの顔を思いだそうとしてもウェズリー・スナイプスの顔しか思い浮かばない病気にかかった。

[]若く見られる

ここ何年か俺は年を若く見積もられる傾向にあって「学生さん?」などと声をかけられることが多く、言われるたびにほんの少しニヤニヤと気味の悪い笑い顔をしたり、顔を赤らめてモジモジしたりしていたのだけど、よく考えてみれば学生=若いってのは俺の思い込みで、世の中に30とか40の学生さんが居たって全然おかしくないわけでなんかもうこれからはあんまり無闇にニヤつくのは止めてこれからは一方的に嫌味と捉えて眉間にしわを寄せるようにしたいと思ったのだけど、別にそんなことをする必要もないので「え、あ、違います…」って普通に答えようと思いました。

2005-08-02

[]「Oh!アズマ」 吾妻ひでお

これ絶版本なんですね…。でも古本屋に普通に売ってた。というか、いつだったかものすごく失礼極まりない感想文書いてしまったんですけども、なんかアズマニアを何度か読み返したりしてる内に、もしかしてこの人ものすごく面白い漫画家さんなんじゃないかということにようやく気がつきました。

なんかよく解らないけど、何周かして面白くなったというか、なんかありがちっちゃありがちの不条理マンガだなくらいのことを思ってたんですけど、そもそも不条理SFギャグマンガってこの人から始まってるんだということも最近学んだのでなんかもうお恥ずかしい限りです。この人の漫画にそういう事をいうのは手塚治虫さんの漫画読んで、なんか古くさい漫画だねぇとかいってしまうボンクラと同じなのでしょう。多分。

で、これは90年代に描かれた比較的新しめの作品集で、わりとエロが勝ってる感じの漫画ですね。とりあえずワーワーってなってグチャグチャっとなってスコンと落とすって感じが多いんですけど、ツボにはまるとものすごく面白い。格闘技ネタはちょっとずるいと思いましたが。多分ある程度こういう漫画だっていう知識を得ているので余計に面白いと思うのではないかと感じているのですが、多分いきなりこれ読んで今と同じ勢いで面白い!っていうかどうかはちょっと疑問が残るような気もする。でももう今の俺には面白くてしょうがないので、これからちょっと手に入りやすい吾妻さんの漫画を読んでいってみたいと思います。あとこの間も書いたような気がするけども、この人は本当に絵が巧い。漫画的にものすごい巧さだと思い知らされた。

Oh!アヅマ (Bunka comics)

Oh!アヅマ (Bunka comics)

[]「ギャグマンガ日和 1~6」 増田こうすけ

ジャンプすら殆ど読んでないのに月刊ジャンプでこんな面白いものやられてても見逃してしまいますよ。でもなんか知りませんけど何回か読んだことのあった増田こうすけさんのギャグマンガ日和をまとめて読んでみて、なんかもうちょっとすごい面白かったっす。

タイトル通りギャグマンガなんすけど、なんだろこれ、シュールとか不条理とかそういう呼び方したら勿体ないような気がする。ものすごく丁寧なギャグマンガというか、人よりちょっと面白いことを普通に言ってしまう人が描いてる漫画というような感想をもったんすけども、なんかそれも違うような気もするなぁ。

うすた京介さんとか吉田戦車さんとかそんな感じの漫画が好きな人は好きになるんだろうか。とりあえずそのうちその辺の人と肩を並べるくらいの漫画家さんなんじゃないのかなぁと思いました。

あと何気ない一言というか、いきなり出てきたなぞなぞの「かいてもかいてもかゆいものってな~んだ」というのでしばらく笑ってしまったのでなんかもう負けました。まいった。つーかこの人、松尾芭蕉マニアとか聖徳太子マニアとかに怒られたりしないんでしょうかね。そんな人いないんですかね。いないかもしれませんね。知りませんけど。あとこの漫画でドーピングコンソメスープならぬドーピングおでんなるものが出ていたので何かおかしかった。

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 1 (ジャンプコミックス)

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 1 (ジャンプコミックス)

[]なぞなぞ

もんだい…生島ヒロシさんが「ヒロシです…フフッ」とテレビで言っていたので、ものすごく怒り狂った人がいました。どうしてその人は怒り狂ったのでしょうか。

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2005-08-01

[]「ギリギリデイズ」 松尾スズキ

大人計画のホームページに書かれていた日記の本。書籍化ですよ。ネット発書籍化。

そんなことはともかく、脚注がズアーってついてる本だったのでこの手の本は読むのに時間がかかってしょうがないんですよねなんて事を思いつつ読んでいたんだけど、案の定読むのにやたら時間がかかった。脚注がついてる本は俺はあんまり好きくないんですよ!と思ってて、脚注全く読まずに本文だけ読んだりする事もあったりするんですけども、この本の脚注は宮崎吐夢さんが書いておられてなおかつそれが面白いので両方平行して読んでたらそりゃ時間もかかるという話で、さらに河井克夫さんのイラストも各所に描かれていて、一冊で三度楽しめる本だからお買い得だぜ!などと思っていたらさらに表紙が山本直樹さんだったりしたんで、一冊で四度楽しめるというやたら豪勢な本でした。

内容的には、もうなんか普通の日記というか、この人に非常に興味があるかこの人の周りにとても興味があるという人以外は楽しめるのかしら…というくらい本当に普通の日記なんですけど、普段からあんまりよく知らない人の日記とか読んで楽しんでる自分のような人間には非常に楽しめました。とりあえずインターネットの人達に関するところの文章は興味深かったです。あと最後の松尾さんvs河井さんのネットバトルはすげぇ面白かったんでそれはなんかものすごくリアルタイムで見たかったなぁと思いました。だって決闘とかしてるし。とても四十近い大人のすることとは思えない。もちろん良い意味で。

ギリギリデイズ (文春文庫)

ギリギリデイズ (文春文庫)

[]「おたんこナース 1〜6」 佐々木倫子

なんかスピリッツで結構読んでて、軽く10巻は超えてる印象があったんで6巻しかなくて寂しかった。わざわざ内容説明するような必要もなさそうな漫画だし、タイトルでなんとなく内容解るような気がするんでとりあえず感想書いてしまうと、こう、問題児というか問題患者みたいな人ばっかり出てくるんで、実際そんなことあるかぁ…?と連載当時は思ってたんですが、身内が入院したりなんだりして病院というものに触れる機会をもった上で読み返してみると、入院したりするとというか特に大病を患ったりすると、なんかもう結構不安になって、多少性格に変容をきたしてしまったりする事というのはわりと普通にあり得ることで、そこら辺はかなりリアルな感じの内容になっているんではないかと思いました。そこら辺をなんとなく解らせるというか、理解出来る感じにさせるというのがすごく上手いなぁと思った。あくまでもなんとなく解る感じなんですけど。

あとまぁ、看護婦の仕事云々のリアルさに関してはそういう知識が殆ど無い身分にはナースのお仕事よりは確実に勉強になるのではないかと思いました。

とりあえず、絵自体がきちんと丁寧というか少女漫画の画風でそのままどっかおかしな事を描く漫画家というのを俺は、この人と山下和美さんくらいしか知らないので、もうなんかそれだけで面白かったです。あとこの人独特の書き文字であるとか、似鳥さんの思考回路及び表情など笑いどころもたくさんありながらも、なんとなく色々考えさせられる内容で、もうなんかやっぱ流石だなぁという感じの感想でした。あと終わらせ方も絶妙でした。

おたんこナース (1) (ビッグコミックス)

おたんこナース (1) (ビッグコミックス)


[]夢日記

とりあえずフォークボールが投げられれば人生なんとかなる!と思ってる俺が、知らないオッサンの指導を受けて人差し指と薬指の間をグイグイ開く特訓をしていて、ある日知らないオッサンがおばさんを連れてきて俺の右手の人差し指と中指にひもを付けて左右から思いっきり引っ張ると指が脱臼し、そしてボールが指の間にはまるようになったんだけど、元々野球とかやったことないんでフォークボール投げられてもしょうがねえなということに俺は気がつき、オッサンにそのことを相談すると「まぁなんつうか、諦めたらそこで試合終了だよね」とか言うので、俺は「そうかぁ、試合終了かぁ」と言って笑った。

[]島木譲二さん

NOAH鑑賞。小橋vs健介を放送ってしばらくドームの試合流し続けるんでしょうかね。逆水平チョップの打ち合いを見てたら「大阪名物パチパチパンチや!」というのを思いだして何かおかしかったです。あと何回見ても小橋がコーナーに詰めて逆水平チョップ連打してるときの左手の動きが面白くてしょうがないですね。

[]K-1ハワイ

とりあえず藤本祐介さんは何回予選に出るんですか。GP予選はグッドリッジさんが優勝するレベルだったのであれですというか、力押しの人というかもっというとキワモノばっかりなのでレベル云々を口にする方が間違ってんでしょうけども。あと気になったことを箇条書きで。

  • 武蔵がTシャツ焼け。
  • 山本KIDはアロハ言い過ぎ。
  • ノブハヤシがウド鈴木に似て蝶。
  • グッドリッジは強かったけど奥さんも結構強そう。
  • 曙は本当に駄目な大人の代表って感じだったんで、グリーンヒルでいうとセーラー服着て車運転してる部長に主人公が「ダメじゃないか!」っていったときくらいの勢いでダメじゃないかと思った。
  • チェ・ホンマンに挑発されて、それをなんかモノを食いながら適当にあしらっていたマイク・タイソンさんは色々な意味でマウンテンゴリラ以外の何者でもなかった。
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